旅行・地域

2024年8月19日 (月)

北アルプス パノラマ銀座縦走

お盆休みに北アルプスに行ってきました。

登山と勉強は非常によく似ています。

一番大事なのは計画、次に大事なのはペース配分。

遅れを取り戻そうとして無理をすれば、命に係わる事もあるので、しっかりペース配分をする必要があります。

そして、どんなに時間がかかっても、一歩一歩進めば必ず頂にたどり着くんです。

そこからの景色は、写真では表現できない、言葉にも表せれない雄大さがあります。

そこに自分の足で立ったものしか見れないものがある。

 

今回の登山は計画段階では2泊3日の山中テント泊の予定でした。

事前の天気予報では2日目の夜に雨が降る可能性がありました。

そこで、計画を1泊2日に変更。1日目の早朝にヘッドライトを使って日が昇る前に出発する計画たてました。

行程はこんな感じでした。そうとう体力・登山技術に自信がないと北アルプスのパノラマ銀座縦走で1泊は難しいので、もし行こうと思う方は2泊するか、荷物を軽量化して常念小屋に1泊する計画くらいがいいでしょう。

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まずは日本200名山の1座、燕岳。

合戦尾根という北アルプス三大急坂で一気に1200mを登ります。

富士山の吉田口から山頂までの標高差が1400mなので、それに匹敵する登りを4時間半くらいで、しかもテント泊装備で登るといういきなり最難関からのスタート。

そして燕山荘に着くと、自然と「うわ~!」と声が出ます。

絶景。

アルプスは外から見たら単なる樹林帯しか見えませんが、その内側が魅力的なんです。

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<燕山荘からみた燕岳>

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<燕岳から見た槍ヶ岳>

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<燕岳山頂。今回も相方は勝どき校の教室長、相川先生>

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<日本200名山の1座、大天井岳山頂>

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<日本100名山の1座、常念岳>

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<蝶ヶ岳>

ゴールの上高地に到着する5分前に雨が降ってきて、急に土砂降りになりましたが、全く問題なく帰りのバスに乗れました。

結構ハードな計画になりました。

途中何度か「無理かな」って思う事もありました。

しかし、その度に「ゴールして結果無理でしたはいいけど、途中で無理カモで投げだすのはダメだ」と思い、とにかく前へ前へと。

私は自分自身も、そして生徒たちにも、一度決めたら完遂する強い心を持ってほしいと思っています。

「言われたから」やるではなく、「決めたから」やる。

これは何よりも自分を突き動かす強い推進力になります。

登山は毎回そういった事を再確認させてもらえます。

 

 

 

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2023年10月 6日 (金)

北岳登山

地理で習う赤石山脈って覚えてますか?

北から飛騨山脈・木曽山脈・赤石山脈を登山家は北アルプス・中央アルプス・南アルプスと呼びます。

過去このブログでも書きましたが、私は今まで北アルプスの槍ヶ岳・剣岳は登ってきたのですが、今回は初の南アルプスになります。

登ったのは南アルプス最高峰の北岳。南なのか北なのかややこしいですね。笑。

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絶景でしょう。

写真を撮ったスポットも標高は2900m位なのですが、北岳は日本で2番目に高い山です。

肩ノ小屋という山荘に1泊して北岳・中白根山・間ノ岳と3つの山を登ってきました。

相方はいつもの通り勝どき校の教室長相川先生。

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北岳の山頂は残念ながら雲がかかっていて眺望無し。

気温は5℃くらいでした。

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間ノ岳は日本で3番目に高い山。これで富士山・北岳・間ノ岳・槍ヶ岳と日本で1.2.3.5番目に高い山を制覇しました。

ちなみに4番目は無く、同標高で3位が奥穂高岳。近いうちにここも登頂したいな。

余談ですが、南アルプスは水成岩(堆積岩)でできている山が多く、昔は海底だったり、低い位置にあった土地であることがわかります。

その中で一際目立つ山が1座。山の団十郎(団十郎は歌舞伎役者の名跡の最も権威のある名)と言われる甲斐駒ケ岳。

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奥に見える白い山です。

甲斐駒ケ岳は冠雪しているわけではなく、南アルプスでは珍しい火成岩である花崗岩でできた山なのです。

理科でやりましたね。

火成岩である火山岩の中で白っぽい順に花崗岩・閃緑岩・はんれい岩。

あの花崗岩です。

ちなみに駒ヶ岳とは馬の形をしているからとか、独楽(コマ)の形をしているからとかいう由来でつけられたそうで、駒ヶ岳と名前の付いた山は日本にたくさんあります。

有名な駒ケ岳は会津駒ヶ岳、木曽駒ヶ岳・箱根駒ヶ岳、そして駒ヶ岳の中の最高峰の甲斐駒ケ岳です。

今回の登山で一番印象に残ってしまったのが登ってもいない甲斐駒ケ岳。

遠目で見て美しかった。ここも近いうちに登りたいな。

今年のビッグプロジェクトはこれでお終いかな。下半期は受験があるし、高い山は山頂が寒すぎる。

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2023年6月 3日 (土)

屋久島大冒険!

行ってきました!屋久島。

そして晴れ男目黒の本領発揮!!

私たちが屋久島に行く前日は悪天候で飛行機が屋久島に着陸できなかったらしい。

私たちが屋久島を去る日は、空港を出るときに「天候不良でもしかしたら鹿児島空港に着陸できず、福岡空港まで行くかもしれない」とのアナウンス(無事鹿児島空港に着陸できました)

私たちが山中に入った2日間だけ晴れるという奇跡。ちなみに私たちが屋久島を去った翌日から台風です。笑。

 

今回はかなりハードな登山。そのために綿密な計画を練って、リハーサルを行って挑みました。

それでも想定外のことが結構起りました。

何より、リハーサルと違って、バスの最終時間というリミットがあったためプレッシャーも全然違いました。

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今回の経路です。合計22.8km累積標高差1432m登って、12時間くらい山中を歩きました。

これだけ聞くと「辛そう」しかないですよ。

しかし、そこは屋久島。見るもの全てが感動でした。

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右はおなじみ勝どき校の教室長相川先生。

これはam7:30に九州最高峰の宮之浦岳に登頂した時の写真。

私は身長が180cmあります。相川先生が如何に巨大かが分りますね

(嘘です。下が岩場で立っているところの高さが違います)

奥は雲海。雲の上に居ます。

淀川避難小屋をam4:00に出て3時間半で一番高い位置に。あとはドンドンくだるだけ。

そして大本命の縄文杉。am11:30に到着。

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デカい!貫禄が全然違う!これは死ぬまでに見ておくべきものですね。

ここからゴールまで8㎞。

その後はウィルソン株に入り、トロッコ道を永遠に歩き、もののけ姫のモデルとなった様々なポイントを見ながら永遠と歩く。

途中に野生の猿に出会ったり、湧水をろ過して飲んだり、絶対に日常では味わえない体験をしました。

そしてついにリミット16:10の30分前に白谷雲水峡に到着。

全てを出し切りました。

 

用意した食事のうち、カロリーメイト2本、ブラックサンダー1個が余り、それ以外はちょうどすべて使い切る。

エネルギー切れにも、脱水にもならずにゴールできたのはやはり「想定」を最悪のことが起ると仮定していたからだと思います。

これは受験にも、テストにも、人生にも言えると思います。

常に最悪を想定して準備する。

そして何より、私の体力・登山技術・性格を知り尽くしている相川先生とだったから成せたことかなって思います。

彼とはもう14年ほどの付き合いになります。もちろん私も彼を知り尽くしている。

これも受験に大事なこと。自分をよく理解してもらっている先生と戦うべきです。

私はずっと鷺沼校でみんなの横を一緒に歩くよ!

さて、私と相川先生の旅はこれからも続きます。次は南アルプスかな。

それではしばらくは、またお勉強ブログに戻ります。

 

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