目標をたてる
1年間の成功の秘訣は正しい「目標」をたてる事です。
この目標の立て方が下手な子が多い。
まず「目標」が立つ前に絶対にやることがあります。
それは「反省」です。
大なり小なり昨年度の目標はあったと思います。
では、なんでその目標が達成できなかったの。
まずはその点を明確にすること。
次に、目標をたてます。
その際に、目標を達成できる根拠を明確にするべきです。
昨年目標が達成できた人は良いでしょう。
達成できなかった人は「はっきりとした昨年との違い」を見いだせなければ、絶対にまた同じ結果になります。
「何が変わったから(変えるから)目標が達成できるようになる」
これが大事。
次に目標をたてさせる側の問題。
実はこっちの方が致命的になりがち。
なぜなら人は弱いものだから。
もちろん塾の教室長ならば、全生徒の目標を設定すると思います。
これをやらない塾は価値がありません。高いお金を出さずに、映像授業でも受講していればいいです。
塾の価値って、生徒の伸びしろの見極めと、その子が背伸びしたら届く目標を設定してあげれることでしょう。
極端な話、生徒が自分で目標を立てるより、塾の先生が目標を立ててあげるべきなんです。
なぜかって?
目標を正しく立てて行動できる子は、そもそも塾は要らないから。
それがうまく出来ないから塾に来てるのであって、目標設定を全て生徒に委ねるのは私からすると意味が分かりません。
教育において圧倒的に塾側の方が経験値は高いです。
私の場合、教室長としては16年(今年が17年目)。受験生にすると300人くらいは一緒に受験を戦ってきました。
その子の性格・素質、今までの子の成績上昇・入試の傾向などを加味していきながら計画を練ります。
やっぱり一番大きいものは教室長としての「成功体験」
私が「言い切る」強さを得たのは、こういった成功体験から来るものです。
個別ゼミWillの企業理念に「強い個の創出」というものがあります。
私はこの理念を聞き、この会社で働きたいと思い、今日に至ります。
私は子供たちと向かい合った時「いい大学に入れてやろう」という気持ちよりも、人生を強く生き抜ける子に育てようと考えています。
だからこそ目標は大事だと思います。
社会人になっても目標はついて回ります。
仕事ができない奴ほど
前年度目標は未達、なのに今年の目標も似た成長曲線。
そんなものただの数値の羅列でしょう。何の意味もなさない。作る時間の無駄。小学校低学年の言う「将来の夢」と同値。
もしかしたら私の様な、目標を作らせる側の仕事につくかもしれません。
その際になんのアドバイスもなく、なんの修正もなく、出てきたものを「じゃあ頑張ってみた」みたいな間抜けなことをしていたら、だれもついてきません。目標が完成したら、何が何でも達成させてあげる事こそ、作らせた側の務め。そうして強い信頼関係が生まれるのです。
だからこそ私は教室長として目標の正しいあり方を教えたい。
子供たちが将来「目黒先生はこうしてくれたな」「あの時はこうやって上手くいったな」「こうなってしまっては失敗するんだ」って思える、そんな経験を沢山作ってあげたいと思っています。
これこそ、私が考える、私が体現したい「強い個の創出」です。
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