簡単ではない個別指導塾の中学受験算数指導
算数の指導に関して、教材ベースで行うと、指導者側の一貫性が失われることがあります。
教材の性質上仕方ないのですが、算数においてそれは極力避けるべきで、その部分のみ指導者はアレンジをする必要があります。
具体的な問題で説明しますね。
倍数算
例題:1組と2組の生徒の人数の比は9:8です。1組で国語が好きな生徒は2組で国語が好きな生徒の2倍いました。
1組の国語が嫌いな生徒は6人、2組の国語が嫌いな生徒は10人です。それぞれの組の生徒数を求めなさい。
一般的な解説(教材ではこうなってます)
1組の生徒数を⑨、2組の生徒数を⑧として
算数が好きな人ので式を作る
(⑨-6):(⑧-10)=2:1
⑯-20=⑨-6
⑦=14
①=2
1組18人、2組16人
私の教室ではこう教えます。
まずは初期の図
好きな生徒の比は2:1で嫌いな生徒がそれぞれ6人と10人なのでこのように整理します。
次に2組を2倍します
最後に2組の2倍を並び替えます
そうすると1組と2組の2倍の比は⑨:⑯で
差が20-6=14人
比の差が⑯-⑨=⑦
⑦=14
①=2
と解けます。
消去算的に解きました。
なぜ教材の解説を嫌うのか。
それは、方程式使っているからです。
中学受験は方程式を使わずに解くことを前提としているのに、ここだけ急に方程式。
指導に一貫性を持てなくなり、生徒に変な選択肢を与えてしまうのが嫌です。
私の指導では「図解しなさい」これが一番最初にあります。
だからこうやって解かせてます。
中学受験指導をして19年。
こうやって日々指導テクニックを磨いています。
個別指導の中学受験の指導って、中学受験用の教材を使って、生徒に解かせて解説するだけじゃダメなんですよ。
集団塾の授業を1:1でやってくれるって認識でやると大失敗ですね。
なぜなら、集団塾は最初から、集団塾の指導についていけない子を切り捨てる形で授業が形成されているからです。
それを1:1で行う事に何のメリットもありません。
メリットどころか個別指導では授業が生徒のペースで進むため、集団塾に対して進度がとんでもなく遅くなる。
個別指導のメリットって、生徒一人一人に「考え方」を作っていける事だと思っています。
これは中学受験に限らず、中学生も高校生も。
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