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2025年10月

2025年10月31日 (金)

自分のやりたい授業ではなく生徒のための授業

どうも公立中学校の社会の授業は歴史に偏る傾向がある。

社会の先生ってやっぱ歴史好きだから社会の先生なんでしょうけどね。

なにの話しかって、中学校の定期テストの話しです。

有馬中学校3年生のテスト範囲は公民の82ページまで

宮崎中学校3年生のテスト範囲が公民の128ページまで

野川中学校の3年生のテスト範囲が公民の123ページまで

宮前平中学校の3年生のテスト範囲が歴史の281ページまで!?

 

ちなみに公民の教科書は川崎市準拠で236ページまであります。

神奈川県の入試では大問7問構成で

1.2は地理

3.4は歴史

5.6は公民

7は三分野総合問題

つまり1/3は公民です。

これは拙いでしょう。

ましてや今年は生徒たちに公民を教えやすい年だった。

なぜなら自民党の動きを追いながら説明ができたからです。

この前、私が教室で行った授業ですが

「なぜ石破総理は9月7日に辞任を発表し、自民党総裁選で高市さんが勝ったのは10月4日なのに、石破さんが総辞職をしたのが10月21日だったのか」

 

これで中学校の公民で習う「国会」の選挙制度を除く説明がほとんど出来てしまうんです。

衆議院の優越権

国会の内閣総理大臣の指名(臨時国会)

などなど

 

生徒もニュースは見ているので、いま日本で何が起こっているのかの勉強をするのが公民なんだって正しく理解してくれました。

こんなタイムリーな事象を逃すなんて、先生としては???ですね。

自分都合で授業をしているだけではアマチュアなんですよ。

私立中学校の先生は絶対にそんなことしませんよ。

結局は教案ありきで毎年同じ授業をするからこうなるんです。

本当に毎年公民をほとんど扱わずに生徒を受験に向かわせます。

 

結局は塾に行っている子のみが受験をまともに戦える。

そんな馬鹿な話があっていいわけがない。

これは川崎市の教育委員会にも同じように大きな責任があると思います。

1中学校だけではないんです。この地域の中学校全部に当てはまっているんです。

 

先生たちに不足しているのは「情熱」

公務員だから、規則からはみ出れないのは重々理解していますが、自己鍛錬のための時間は労働時間ではないだろ。

お役所仕事じゃ先生は務まらないよ。

私は会社の公式な休校日だと10/29、30、31日、そして11/2、3日が休みになるけど、定期テスト前にそんなこと言ってられないから授業やってるぞ。先生って普通はそうだろ。

海上保安庁の特救隊に受け継がれている言葉があるそうです。

「苦しい疲れたもうやめたでは人の命は救えない」

これは先生と名乗る人間すべてに当てはまると私は確信しています。

我々が扱う生徒は、我々の努力ひとつでいくらでも良い人生を歩めます。

それは「人の命を救う」事と等しいと私は考えています。

自らがストイックに努力する姿を見せ、「先生より頑張ってみろよ!」と私はいつも生徒に言っています。

 

中学校の先生に問いたい。

本当にそのテストで大丈夫か?

社会の先生だけじゃないぞ。

私がもし他教科の先生でも、自分の担任しているクラスの生徒のテスト範囲がこんなんだったら、絶対に社会の先生と喧嘩してるぞ。

もっと情熱を持って先生って仕事やってよ。

だからいま多くの家庭が「有馬中に、野川中に、宮前平中に、宮崎中に行かせたくないから、私立受験します」ってなっちゃってるんだよ。

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2025年10月23日 (木)

「受験勉強」と「勉強」

「受験勉強」と「勉強」は全く違います。

ここを履き違えている子や先生が非常に多いのが残念。

簡単に言えば「勉強」は「自分の能力の容量を増やしていくこと」

受験勉強は「自分の容量を100%使う技術を学ぶこと」になります。

「受験勉強」ばかりしていると能力の容量が増えず、いつかつまづきます。

だから私の教室では「受験勉強期間」を生徒ごとで変えています。

その子が志望校に合格するに値する容量ができたなら、あとは受験勉強です。

 

言葉では分りにくいので、実際の問題で説明しましょう。

例は駒澤大学高校にしてみましょう。

駒澤大学高校の数学は単元横断型の図形が出題される傾向が強いです。

では「受験勉強指導」はこんな感じになります。

「駒澤大学高校の数学の図形は、特別な三角形を利用した問題が多いから、図を正確にかいて、だいたいの角度と仮定して解いてみよう」

2025年駒沢大学高校過去問(ここでは小問1~3を省略し、数値を与えます)

AB=AC=3

∠BAC=90°

AG=√5

OH=√2/2

では問題

Hp296

 

なかなかの難問ですが、駒澤大学高校の傾向を逆手に取るとあっさり解けます。

まずは作図。正確にするためにCAの垂直二等分線くらいはひいた方が良いですね。

そして回転させるとこんな感じ

Hp297_20251023161101

三角形AGO'が∠AO'G=90°の直角三角形だったら、AGが√5だからO'Aは√10/2…答(笑)

で、∠AO'G(中心角)が90°なら∠GCAは45°(円周角)のはず…三角形ABCは直角二等辺三角形だから間違いなく45°

これで間違いなく答えは√10/2

 

こんな解き方は駒澤大学高校の入試限定技なのですが、実は駒澤大学高校では有効なのです。

解き方としては

①角度を30°、60°、90°で仮定

②逆算して正しい事を確認

(最悪②はなくても良い)

学校ごとの入試対策を中学受験・大学入試指導で行っている個別ゼミWill鷺沼校だからこそ思いつく大胆な作戦ですが、こんな解き方では学力は向上しません。応用力のない解き方だからです。

でも駒澤大学高校ならイケるんです。

 

今度は2023年の駒澤大学校の問題

Hp298

図は正方形、おうぎ形、円が接した図である。∠BAKを求めよ。

これは補助線が必要ですね。

補助線入れるとこんな感じ。円に接戦がある場合は中心と結んで垂線を作るのは鉄則。

Hp299

∠OおBP=30°なら∠ABKが15°で∠BKA=75°…答(笑)

雑すぎる。笑。

で、本当に30°か確認。

OP=rとして

Hp300_20251023163001

三角形OMO'は直角二等辺三角形なので

OM=r 

OO'=√2r

円の半径なので

O'N=r

おうぎ形の半径は

OO'+O'N=√2r+r=OA

三角形OABは直角二等辺三角形なので

OB=√2OA=(√2r+r)×√2=2r+√2r

BO'=OB-OO'=2r+√2r-√2=2r

直角三角形BO'Pで

BO':O'P=2:1なので、∠O'BP=30°

これで30°の確認も出来ました。

こうして答えありきで計算するのはたやすいですね。

 

もっと雑に確認するなら

Hp301

∠O'BPが30°ならBO'=2r

三角形BO'Lは直角二等辺三角形なので

BL=√2rとなるはず。

おうぎ形の半径はOO'+O'N=√2r+r=OA

OA=AB

BL=AB-LA=√2r+r-r=√2r

となるため∠O'BP=30°

 

 

何度も言いますが、こんな勉強方法では学力は伸びません。

単に「受験に合格する手段」です。

 

 

 

 

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2025年10月13日 (月)

秋の仙丈ヶ岳

趣味の回です(笑)

天気と相談しながら、1年前から計画していた2泊北アルプスの鷲羽岳・水晶岳を中止して、1泊南アルプスの仙丈ヶ岳・アサヨ峰へ。

こういう計画を立てるってのも受験と登山って似てますよね。

紅葉が始まりかけた仙丈ヶ岳はとても綺麗でした。

Image0_20251013155601

仙丈ヶ岳からは標高日本1位富士山、2位北岳、3位間ノ岳が一望できます。

天気がどうなるか不安でしたが、山頂についたころには綺麗に見えました。

アサヨ峰は「南アルプスの天然水」のCMで宇多田ヒカルが歩いていた山です。

Image0-3

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バックにあるのが甲斐駒ケ岳。

ちなみに駒ヶ岳って日本中にたくさんあるって知ってましたか?

真っ白なのは花崗岩で出来ている山だからです。

圧倒的な存在感。

下山後は高遠城址の近くのさくらの湯へ。

高遠城といえば、武田氏が滅んだ織田軍の甲州征伐での大激戦地。

なんか山に登っても勉強が絡んでしまいますよね。

職業病です(笑)

 

 

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テストの直しはしましたか?

模試、定期テストって、事後が一番大事です。

なんでかって、そりゃ自分が出来てない部分が鮮明になるからです。

その作業を行わないと何が起こるか。

①受験本番で予想外の事が起る。

②同じ失敗を繰り返す

 

ではテストの直しってどうすればいいのか

一番いいやり方は、答案が戻る前に一度すべてやり直すことです。

答案が戻ってくると、どうしても間違いだけにフォーカスしてしまう。

偶然の正解をチェックできなくなる。

 

私の教室ではテストの直しに力を入れています。

一般生に採用している模試には「リテスト」というプログラムまでセットされているので実施が非常に楽。

ちゃんと帳票も出てきます。

Hp293

この子はリテストで実際のテストより33点アップしました。

Hp294

しかしこのように、実際のテストでは〇だったものがリテストでは×になる問題も出てきます。

こうした「偶然の正解」もしっかり洗いだせますね。

成績が伸びている子は、必ずリテストを受けています。

 

この塾内テストでしっかり成果が出ているので、私は他の公開模試でもリテストを行うようにしています。

無い帳票は作る。これは私のモットウ。

やっぱり答案返却されるだけではなく、帳票があると生徒の目の色も変わります。

こちらが私が作成している首都圏模試のリテスト帳票の一部。

Hp295

 

ここから毎月のように模試が続くので、私も仕事量は膨大になりますが、生徒の成績が伸びるなら喜んでやります。

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2025年10月 2日 (木)

方程式の大事さ

中学校1年生はちょうど方程式を習い終えたところですかね。

指導をしていて思うことが、中学校の先生は方程式の指導方法、指導濃淡を理解していない。

まずは「移項」に関する授業が雑すぎる。

そして、方程式の利用の方に時間を取り過ぎ。

 

中学生の数学って大事なバトンなんです。

これを次のステージへ渡していくわけなのですが、方程式がイマイチ理解できてないと、この先数学は何一つできなくなります。

中学校の先生が置かれている立場も一定の理解はできます。

自分が受け取ったバトンが酷過ぎる。

①分数を理解できていない中学生に正負の数、文字式、方程式なんて習得させられるわけがない。

②出来る子たちは、方程式の移項なんかに時間を費やすと退屈だ

③先生としての威厳のために、出来る子でも分らない問題を題材にしたい

大体がこんな感じでしょう。

 

しかしながらそれは全て間違え。

①はここで解決してあげないと、その子たちの学習的負債はどんどん膨らむばかり。いまバトンを持っているのは誰なんだい?

②あなた達がやっているのは公教育、最低限度のレベルを教えるべき。確かに成績中間層から上位層に向けた授業は楽。だって簡単に理解してくれるから。しかしその子たちはある程度自力でも学べるよ。それ以上の事を求めるご家庭は私立へ進学を検討したほうがいい。あくまで公教育だってことを忘れてはいけない。「教育を受けられる権利」は中学校に所属できる権利ではなく、中学校卒業時に義務教育課程にあるすべての単元に関して、本人がやる気なら習得させてもらえる権利だ。そして、それは学力に合わせてより高度な学習を指導してもらえる権利ではない。公教育のあり方を正しく理解すべき

③そんなことで自己の威厳を保とうとする小さな人間は子供たちにも見透かされるよ。

 

中学校で生徒の学力が壊れていく理由がよくわかりますね。

私の教室では、絶対に方程式を雑に扱う事はしません。

これは数学の中核であり、ここで習得できなければ、後の数学は崩壊するからです。

 

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