勉強の効率
昨日、高校3年生の子と授業後1時間ほど面談を行って、その子から出た悩み相談
「先生、僕、勉強の効率が悪いと思っているんですよ。なにが間違ってますかね?」
「はい、出た!」と思いましたよ。笑。
これ、実は毎年親御さんからも、生徒からも相談されます。
私は17年個別指導をやってきて、この答えを持っています。
答えは「勉強に効率はありません」
もちろん、ノート整理とか、国語の文章書写とか、間違えた効率の悪い学習はあります。
でも、「効率のいい学習」は無いのです。
ここまで言い切れるには2つの根拠があります。
一つは塾市場です。
考えてみてください。もし本当に「効率のいい学習メソッド」が存在したら、それを発見した学習塾は間違いなく独り勝ちします。
東大の合格者も一つの塾が独占です。
しかし、そうではないのです。
何社もの塾があり、もちろん私の教室からだって東大理Ⅱの合格は出てますし、昨年は早稲田創造理工や東京科学大学(旧東工大)の合意各社も出ています。
二つ目に私の指導経験から感じた事です。
同じ教え方をしても生徒の生徒の成績にはバラつきが出ます。
それが学習時間に比例しているかというとそうではありません。
その点は「才能」って言葉で片付けるしかないのです。
私もそういった経験をしてきました。
私は自身、そして兄が全国大会に出場する水泳選手でした。
私の兄は私より遥かに成績のいい選手でした(全国で決勝まで進むレベル)
しかし、兄はよく言ってます。練習はお前の方が真面目に頑張っていた(私もそう思ってます)
悲しい事ですが、兄の方が才能があったのですね。
だから、たまに親御さんが他のお子さんの話を聞いたり、生徒が友達の話を聞いて「自分は(うちの子は)勉強の効率が悪いんだ」って思うかもしれませんが、それは持って生まれたものの差です。
じゃあ諦めましょうって話しではないのです。
この才能の差は、実は足りない子の方にこそ「アドバンテージ」があるのです。
社会に出て、微分積分が役に立つケースはレアです。藤原氏の家系図を鎌足から近衛文麿まで繋げれることに全く意味はありません。
勉強の才能って、大学までなんです。
その先は、自己の経験として「どのくらい限界まで努力(我慢)できたか」「足りないものをどうやって工夫して補ってきたのか」というのが重要になります。
同じ大学に受かった子で、才能が劣る子の方が、当たり前ですが努力はしてきています。
この努力って点は絶対に自分を裏切らないんですよ。
ちなみに、昨日の面談ではもう少し角度を変えて話しをしています。
最初に彼に伝えたのは「君が言ってるのは”先生僕は楽をして大学に受かりたいです”って言ってるんだよ」と。
一方で私は少し安心している部分もあります。
高3のこの時期に、ちゃんと「追い込まれている」なと。
この精神状況が123月に来ている様じゃ第一志望には受かるわけがない。
もう来月受験でも戦える精神状態にはなっているな。
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