国立大学 合格発表
本日国立大学の合格発表がありました。
そして、無事合格です!
東京科学大学(東工大)の工学院!!
2020年に1名合格を出して以来、私の指導キャリアで3人目の東工大合格。もう東工大ではなく、東京科学大なんですが。
つまり東京科学大学1期生ですね。
よく頑張ってくれたな~
さてあとは今週末の1名の合格発表を待つのみ。
個別指導塾って、大学受験の後半戦は無類の強さを発揮するんですよ。
前半で受からせろって話しなんですが(笑)国立は否が応でも2/25だから国立大学も後半戦です。
共通試験で受験が開幕して、約50日間一人で戦い続けるには精神が持たないです。
そんなとき、一緒に戦い続けてくれるのが個別指導塾です。
1回1回の入試を採点して、次の入試までやらないとダメな事を決めて、そして「勝負できる」という状態で送り出す。
高3の授業がなくなり、合格発表待ちのみになるとちょっと寂しくなりますが、今年は幸い私が手塩にかけていた高校2年生がもうスパートを始めてくれているので、私も一息いれる暇もなく、授業に全力集中です。
それでは、合格直後のテンションで書いてくれた書きたてほやほやの合格体験記を掲載します。
受験をする後輩に向けてアドバイスを書いてとオーダーしたので、そのまんま書いてくれました。
嬉しかったのは、私の学習への信念である「勉強にボーダーは無い」という事を彼もしっかり理解し、そのことに触れていることです。
日本史の勉強をすれば古典に強くなるし、中国史の勉強をすれば漢文に強くなる。化学をやっている子が生物を学ぶのと化学を基礎で辞めて生物を学ぶ子では圧倒的に化学を学んでいる子の方が有利だし、倫理をやっている子は現代文が圧倒的に強くなる。
これは、私自身が大学受験を地理・地学以外全て指導できるまで勉強してきて痛感して得た考えで、生徒には常々「受験に使う使わないは関係なく、全教科全力」と言っています。指定校推薦狙う子も受験問題レベルの問題はやらせるし、一般受験狙う子も定期テストでは高得点を狙わせる。勉強は全部繋がっているんです。
ではここから合格体験記です。
成蹊高校 S・H君
こんにちは。小学4年生からwillに通っていた者です。私はこの大学受験を全勝で終えることができたので、私なりの大学受験に対する考え方を述べていこうと思います。上から目線なのは合格発表直後に書いているからです。申し訳ございません。
まず私立を目指していて、行きたい学部とその学校の指定校がある人は絶対にそれの獲得を目指しましょう。正直、一般受験は運の世界ですし、模試の判定も本番の体調や数学の立ち回り次第で全く変わってしまいます。定期テストは与えられた狭めの範囲から定期的にテストが出題されるものであり、そこまで緊張はしないことでしょうし、多少失敗しても課題点などで補われることがあります。
私も定期テストでの評定は常に9点台であり、早稲田の指定校をとるか悩みましたが、模試でA判定が取れていて世間的な指定校のイメージが悪いから、という理由だけで指定校は取りませんでした。結果的に早稲田には合格していたものの、試験が終わったあとは不合格をほぼ確信し、一睡もできない日が続き、肝心な国公立受験の方に全く集中できない状態になりました。早稲田にも、受からないなら国公立も、落ちる。ではなぜ指定校を取らなかったのか、と何度も自問自答することになってました。絶対に受かると思っていたところも当日の運次第で全く上手く行きませんし、その分のメンタルへのダメージも多いです。なので指定校取れるなら取っちゃいましょう。
次に国公立を受験すると目指した人です。本当に覚悟はできてますか?まず定期テストを捨てて、内職して国公立を目指してる人にはっきり言います。本当に損してますよ。例えば家庭科の授業で必須アミノ酸というものをやったことを覚えてますか?これは有機化学で普通に出題されますし、何ならその構造式まで暗記は必須です。生物の授業も受験に必要ないと思って切ってませんか?糖類やDNAの勉強は有機化学に普通に出てきます。これを捨てていると高3の夏で地獄を見ます。とにかく高校の授業で習うのは全科目の土台であるのでそこがしっかり完成しないと他教科で応用できません。一見なんの関係もない国語と数学や、英語と理科もちゃんと関わっています。"How you do anything is how you do everything" という有名な言葉がありますが、本当にその通りです。全てを全力でやりましょう。そうすれば地獄を見ずに済みます。
また、A,B判定で落ちてる受験生は大量にいますし、その逆も然りです。試験本番の緊張感は半端じゃないです。人生がかかっていると思うと普段疑わないようなことも疑い、余計なことで頭がいっぱいになります。なので普段過去問で「最低点」が取れているからもう大丈夫、と思っていると全然落ちます。本番では実力の半分しか出せないと思っているくらいがちょうどいいです。最低点+20%位を目指してやりましょう。
そして共通テストの対策は必須です。私はもともと東大志望であり東大模試の判定もCやDで逆転を見据えていたものの、共通テストでまさかの数学138点を叩き出してしまい、直前で東京科学大に志望校を下げることになりました。真似はしないほうがいいです。直前期にいい感じの緊張感にはなったものの、前日もひたすら過去問というあまり落ち着かない状態で試験を受けに行くことになります。それだと先ほど言ったとおり、余計なことを考えてしまい、実力が出し切れません。なので共テはしっかりやりましょう。
最後に、私は中受がないということで小4から少しづつ先取りをしてました。なのでどんな授業を受ける前にも常に内容をある程度把握していました。なので授業ではスムーズに吸収することができていました。これを読んだ中学生や高校生が焦る必要も特にないです。理想としては1、2年先の勉強をしているのが一番ですが(イキって大学数学とかは辞めたほうがいいです)、授業前に少し予習をしておくことくらいは強くお勧めします。別に別解を考えるとかそこまでではないです。問題を読み、ある程度状況を整理するくらいでいいです。そして範囲にとらわれずに理解ができたらどんどん進みましょう。そうすれば高3の秋以降に演習すべき時にしっかり演習する時間が確保できます。
とにかく後悔しないようにしっかり勉強しよう!運要素が大きい受験ですが少しでも受かる可能性が上がるのは勉強することだけです。たくさんの合格が出ることを祈ってます!
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