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2025年3月

2025年3月17日 (月)

大学受験終了

3月受験の子の合格発表がでて、これで大学受験終了。

もちろん合格でした。

今までの結果をまとめます。2025年度入試合格校は

国立東京科学大学 工学院

早稲田大学 創造理工学部

上智大学 理工学部

明治大学 理工学部

法政大学 社会学部

昭和大学 歯学部

昭和大学 看護学部

大妻大学 家政学部

神奈川大学 国際日本学部

順天堂大学 国際教養学部

昭和大学医学部付属看護専門学校 看護科

 

良い戦いでした。

国立の最高峰に合格した子もいます。長年の第一志望に見事合格した子もいます。

私の考えですが、大学は偏差値ではない、ちゃんと自分なりの戦いをしたかです。

挑戦は本当に苦しい。逃げたい気持ちもある。でもちゃんとやりきることが大事です。

 

 

 

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2025年3月 7日 (金)

国立大学 合格発表

本日国立大学の合格発表がありました。

そして、無事合格です!

東京科学大学(東工大)の工学院!!

2020年に1名合格を出して以来、私の指導キャリアで3人目の東工大合格。もう東工大ではなく、東京科学大なんですが。

つまり東京科学大学1期生ですね。

よく頑張ってくれたな~

さてあとは今週末の1名の合格発表を待つのみ。

個別指導塾って、大学受験の後半戦は無類の強さを発揮するんですよ。

前半で受からせろって話しなんですが(笑)国立は否が応でも2/25だから国立大学も後半戦です。

共通試験で受験が開幕して、約50日間一人で戦い続けるには精神が持たないです。

そんなとき、一緒に戦い続けてくれるのが個別指導塾です。

1回1回の入試を採点して、次の入試までやらないとダメな事を決めて、そして「勝負できる」という状態で送り出す。

 

高3の授業がなくなり、合格発表待ちのみになるとちょっと寂しくなりますが、今年は幸い私が手塩にかけていた高校2年生がもうスパートを始めてくれているので、私も一息いれる暇もなく、授業に全力集中です。

 

それでは、合格直後のテンションで書いてくれた書きたてほやほやの合格体験記を掲載します。

受験をする後輩に向けてアドバイスを書いてとオーダーしたので、そのまんま書いてくれました。

嬉しかったのは、私の学習への信念である「勉強にボーダーは無い」という事を彼もしっかり理解し、そのことに触れていることです。

日本史の勉強をすれば古典に強くなるし、中国史の勉強をすれば漢文に強くなる。化学をやっている子が生物を学ぶのと化学を基礎で辞めて生物を学ぶ子では圧倒的に化学を学んでいる子の方が有利だし、倫理をやっている子は現代文が圧倒的に強くなる。

これは、私自身が大学受験を地理・地学以外全て指導できるまで勉強してきて痛感して得た考えで、生徒には常々「受験に使う使わないは関係なく、全教科全力」と言っています。指定校推薦狙う子も受験問題レベルの問題はやらせるし、一般受験狙う子も定期テストでは高得点を狙わせる。勉強は全部繋がっているんです。

 

ではここから合格体験記です。

成蹊高校 S・H君

こんにちは。小学4年生からwillに通っていた者です。私はこの大学受験を全勝で終えることができたので、私なりの大学受験に対する考え方を述べていこうと思います。上から目線なのは合格発表直後に書いているからです。申し訳ございません。


まず私立を目指していて、行きたい学部とその学校の指定校がある人は絶対にそれの獲得を目指しましょう。正直、一般受験は運の世界ですし、模試の判定も本番の体調や数学の立ち回り次第で全く変わってしまいます。定期テストは与えられた狭めの範囲から定期的にテストが出題されるものであり、そこまで緊張はしないことでしょうし、多少失敗しても課題点などで補われることがあります。
私も定期テストでの評定は常に9点台であり、早稲田の指定校をとるか悩みましたが、模試でA判定が取れていて世間的な指定校のイメージが悪いから、という理由だけで指定校は取りませんでした。結果的に早稲田には合格していたものの、試験が終わったあとは不合格をほぼ確信し、一睡もできない日が続き、肝心な国公立受験の方に全く集中できない状態になりました。早稲田にも、受からないなら国公立も、落ちる。ではなぜ指定校を取らなかったのか、と何度も自問自答することになってました。絶対に受かると思っていたところも当日の運次第で全く上手く行きませんし、その分のメンタルへのダメージも多いです。なので指定校取れるなら取っちゃいましょう。


次に国公立を受験すると目指した人です。本当に覚悟はできてますか?まず定期テストを捨てて、内職して国公立を目指してる人にはっきり言います。本当に損してますよ。例えば家庭科の授業で必須アミノ酸というものをやったことを覚えてますか?これは有機化学で普通に出題されますし、何ならその構造式まで暗記は必須です。生物の授業も受験に必要ないと思って切ってませんか?糖類やDNAの勉強は有機化学に普通に出てきます。これを捨てていると高3の夏で地獄を見ます。とにかく高校の授業で習うのは全科目の土台であるのでそこがしっかり完成しないと他教科で応用できません。一見なんの関係もない国語と数学や、英語と理科もちゃんと関わっています。"How you do anything is how you do everything" という有名な言葉がありますが、本当にその通りです。全てを全力でやりましょう。そうすれば地獄を見ずに済みます。 


また、A,B判定で落ちてる受験生は大量にいますし、その逆も然りです。試験本番の緊張感は半端じゃないです。人生がかかっていると思うと普段疑わないようなことも疑い、余計なことで頭がいっぱいになります。なので普段過去問で「最低点」が取れているからもう大丈夫、と思っていると全然落ちます。本番では実力の半分しか出せないと思っているくらいがちょうどいいです。最低点+20%位を目指してやりましょう。


そして共通テストの対策は必須です。私はもともと東大志望であり東大模試の判定もCやDで逆転を見据えていたものの、共通テストでまさかの数学138点を叩き出してしまい、直前で東京科学大に志望校を下げることになりました。真似はしないほうがいいです。直前期にいい感じの緊張感にはなったものの、前日もひたすら過去問というあまり落ち着かない状態で試験を受けに行くことになります。それだと先ほど言ったとおり、余計なことを考えてしまい、実力が出し切れません。なので共テはしっかりやりましょう。


最後に、私は中受がないということで小4から少しづつ先取りをしてました。なのでどんな授業を受ける前にも常に内容をある程度把握していました。なので授業ではスムーズに吸収することができていました。これを読んだ中学生や高校生が焦る必要も特にないです。理想としては1、2年先の勉強をしているのが一番ですが(イキって大学数学とかは辞めたほうがいいです)、授業前に少し予習をしておくことくらいは強くお勧めします。別に別解を考えるとかそこまでではないです。問題を読み、ある程度状況を整理するくらいでいいです。そして範囲にとらわれずに理解ができたらどんどん進みましょう。そうすれば高3の秋以降に演習すべき時にしっかり演習する時間が確保できます。


とにかく後悔しないようにしっかり勉強しよう!運要素が大きい受験ですが少しでも受かる可能性が上がるのは勉強することだけです。たくさんの合格が出ることを祈ってます!

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2025年3月 3日 (月)

目標をたてる

1年間の成功の秘訣は正しい「目標」をたてる事です。

この目標の立て方が下手な子が多い。

まず「目標」が立つ前に絶対にやることがあります。

それは「反省」です。

大なり小なり昨年度の目標はあったと思います。

では、なんでその目標が達成できなかったの。

まずはその点を明確にすること。

次に、目標をたてます。

その際に、目標を達成できる根拠を明確にするべきです。

昨年目標が達成できた人は良いでしょう。

達成できなかった人は「はっきりとした昨年との違い」を見いだせなければ、絶対にまた同じ結果になります。

「何が変わったから(変えるから)目標が達成できるようになる」

これが大事。

 

次に目標をたてさせる側の問題。

実はこっちの方が致命的になりがち。

なぜなら人は弱いものだから。

もちろん塾の教室長ならば、全生徒の目標を設定すると思います。

これをやらない塾は価値がありません。高いお金を出さずに、映像授業でも受講していればいいです。

塾の価値って、生徒の伸びしろの見極めと、その子が背伸びしたら届く目標を設定してあげれることでしょう。

極端な話、生徒が自分で目標を立てるより、塾の先生が目標を立ててあげるべきなんです。

なぜかって?

目標を正しく立てて行動できる子は、そもそも塾は要らないから。

それがうまく出来ないから塾に来てるのであって、目標設定を全て生徒に委ねるのは私からすると意味が分かりません。

教育において圧倒的に塾側の方が経験値は高いです。

私の場合、教室長としては16年(今年が17年目)。受験生にすると300人くらいは一緒に受験を戦ってきました。

その子の性格・素質、今までの子の成績上昇・入試の傾向などを加味していきながら計画を練ります。

やっぱり一番大きいものは教室長としての「成功体験」

私が「言い切る」強さを得たのは、こういった成功体験から来るものです。

 

個別ゼミWillの企業理念に「強い個の創出」というものがあります。

私はこの理念を聞き、この会社で働きたいと思い、今日に至ります。

私は子供たちと向かい合った時「いい大学に入れてやろう」という気持ちよりも、人生を強く生き抜ける子に育てようと考えています。

だからこそ目標は大事だと思います。

社会人になっても目標はついて回ります。

仕事ができない奴ほど

前年度目標は未達、なのに今年の目標も似た成長曲線。

そんなものただの数値の羅列でしょう。何の意味もなさない。作る時間の無駄。小学校低学年の言う「将来の夢」と同値。

もしかしたら私の様な、目標を作らせる側の仕事につくかもしれません。

その際になんのアドバイスもなく、なんの修正もなく、出てきたものを「じゃあ頑張ってみた」みたいな間抜けなことをしていたら、だれもついてきません。目標が完成したら、何が何でも達成させてあげる事こそ、作らせた側の務め。そうして強い信頼関係が生まれるのです。

だからこそ私は教室長として目標の正しいあり方を教えたい。

子供たちが将来「目黒先生はこうしてくれたな」「あの時はこうやって上手くいったな」「こうなってしまっては失敗するんだ」って思える、そんな経験を沢山作ってあげたいと思っています。

これこそ、私が考える、私が体現したい「強い個の創出」です。

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