プロの定義
さて明日が神奈川県公立高校入試です。
ロングランの冬期講習、やっと今日が中学校3年生の最終日です。
私も2月は9日(日曜)以外全出勤。11日と本日はプレ模試実施。はっきり言ってボロボロです。
私が辛いって事は、同じように祝日も教室に来ている生徒たちは辛い。本当に良く頑張った。
今日は中3は学校が休みなので、12時からプレ模試始めます。
昨日は私立の高校の合格発表がありまして、私の生徒で1名私立単願で推薦基準に届かなかった所謂「オープン入試」の生徒が無事合格しました。
7月にあった中学校の3者面談で担任の先生に「塾の先生がどういう根拠でその学校で挑戦しましょうと言ったかは分りませんが、無理だと思うので偏差値○○くらいの学校から探して下さい」と言われたそうです。
その時のお母さんが受けたショックは大きかったようです。
私はしばしば有中の進路指導の文句をここで書いていますが、ご安心ください、今回は横浜市青葉区の中学校です(笑)
もちろん無理な受験を「大丈夫です」と推し進めることほど酷いものはありません。
現在多くの個別指導塾で講習会のコマ数をたくさん取らせるために多少上の学校を薦めたり、できもしない受験を「うちなら出来ます」と期待を持たせるような発言をしたりするという事態を耳にします(転塾組の保護者様から)
そういったケースが多いから中学校の先生も含みのある「どういった根拠で」という言葉を使ったのでしょう。
私もそういった状況に危惧していなければ、「ふざけるなこの野郎!」となっていたところですが、学校の先生の気持ちも一定理解しつつ…
しかし!「ふざけるなこの野郎!」ですよ。笑。
だったら、私立併願可能の私立高校とのセットで受験させればいいだろ。提案してあげろよ。一緒に探してあげろよ。
生徒の伸びしろを読むのも先生の大事な仕事。7月なんて場合によってはまたく勉強してこなかったケースだってあり得る。
実際この生徒は4月にウィルに転塾してきて、その時点でまだ2か月少々しか通ってなかった子。私からすると、他の塾で何年やってこようとも、積み上げ0の場合もあるから、過去の履歴より自分の目と腕を信じます。
その上で「届く」と判断してgoサインを出してます。
ファイトプランは単願推薦狙いの漢字検定の準2級取得による内申加点と5科内申+4、並行して届かなかった時のためのオープン受験対策。
夏休みからその子と私の戦いが始まりました。そして、単願推薦…届かず。すぐに私は私立併願可能校探しを初めて、1校私立併願私立高校確保、本人は一心不乱に第一志望に向けて勉強。そして昨日2校とも合格。
私は受験そして教育のプロフィッショナルです。
お金をもらっていたらプロか?それは違います。
その仕事に情熱をどこまで傾けられるか、没頭できるか。
そして技術の向上を喜びと思えるか、それこそがプロの定義ではないでしょうか。
最後にせっかくなので私が日々やっていることの1つを紹介。
教材を見ればできる事はやりません。売ることを前提とした教材は「売れること」を前提とするため、広く浅くなります。
だから、授業ではその他を補います。そのための準備を怠りません。
写真は大学受験日本史のために作成した教案(教案なので汚くてごめんなさい)
作ったはいいが、途中で南家通憲(信西)と信頼がぶつかる平治の戦いが書けず(一番右と左にきてしまい)授業では兼家と公季を逆にして収めました。笑。あ、これは藤原家の家系図です。
凄いですよね。645年大化の改新として、藤原鎌足スタートで、近衛文麿は日独伊三国同盟(第二次世界大戦)を結んだ総理大臣で1940年。
もちろん今も近衛家は存続してるでしょうが(近衛文麿は戦犯指定からの自殺)これだけでも1300年家系を絶やさずに継いできたことになります。日本の歴史=藤原家の歴史なんですよね。教案は藤原忠平~五摂家分裂+五摂家の著名人。ちなみに鎌足~頼通版の教案もあります。
一般的に史学の勉強は時代ごとの流れで勉強するので、テーマごとで入れ直すのが目黒流。これやるのめっちゃ時間かかります。
入試問題を見ていくとMARCH以上はこれが必要なんです。
最近藤原氏を強攻めしてるのはもちろん大河の影響を入試が受ける前提に者しています。
この時期に全体の確認をしている様では絶対に不合格、この時期の史学は1つのテーマを掘れるところまで掘る。
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