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2024年11月19日 (火)

大学受験 推薦入試

11/10の朝日新聞の記事で『「年内入試」へシフト 国公私立一層進む』という記事がありました。

簡単に言えば「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の割合が増えてきていて、これをより一層増やしていくという内容です。

2023年の大学入学者割合で総合型選抜・学校推薦型選抜の学生が50.7%と一般入試で入学した生徒を上回りました。

 

では、高校生は総合型選抜・学校推薦型選抜を狙うべきなのか?

私の答えはNoです。

 

朝日新聞の記事には続きがあり、大学側から見た目線で「主体性の高い子を合格させれる」と書かれています。

つまり、大学の狙いとは総合型選抜を通して、主体性の高い子を見極めて獲得していこうという事なのです。

裏返せば、「主体性のない子は総合型選抜で不合格になります」という事です。

主体性は訓練して身につくものではありません。

幼少期の育ち方、特に兄弟・環境が影響し、高校生から何かを変える事は不可能です。

なので、高校生の時点で主体性を持っている子は総合型選抜を狙って行くべきでしょう。

というのが、正確な私の答えです。

学校型選抜に関しては、積極的に狙いに行くべきです。高校1年生から積み上げるものなので、スタートダッシュが大事ですね。

学部選択に幅が無くなるのが弱点ですが、大学への進学という事を第一目標に定めているにとってはいい制度です。

また、意中の学部が自分の高校に指定校推薦がある場合は、全力で獲りに行くべきですね。

 

では、今年度の鷺沼校の総合型選抜・学校推薦型選抜の結果を掲載しておきます。

■学校選抜型入試 

法政大学 社会学部

駒澤大学 経済学部

昭和大学医学部付属看護専門学校 看護学科

■総合型選抜入試

上智大学 情報理工

明治大学 理工

大妻女子大学 家政学部

 

推薦入試のリスクは何をとっても「ダメだったとき」の想定。

学校型選抜はほとんどが合格しますが、総合型選抜は結構不合格者が出ます。

その辺を正しく見定めて、準備する必要がありますね。

どうしても生徒たちは「不合格の想定」をして学習するのが難しい、不合格だった時に立て直すのが難しい。

だから、私の様なプロが共に計画していくことが成功の秘訣です。

ちなみに私は進路指導の際に誰でも推薦入試で行こうとは話しません。

無理な子は無理なんです。

あと高校2年生とかから推薦を狙うために私の教室に来ようとする方がいますが、先に書いておきます。

間違いなく入塾は断ります。なので上記の合格実績を見て、「自分も何とかなるんじゃないか!」って思ってお問合せしてくるのはやめてください。

上記の合格実績の子の大半が中学生から私が見てきた子たちです。

高1の初めから計画的に進めたので、成功した例です。

総合型の結果待ちはあと2名残っていますが、その子たちは一般受験想定で、すでに一般入試に向けて動いています。

もし受かったら追加で報告します。

 

 

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