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2024年11月

2024年11月25日 (月)

補助線は最終手段

高校入試においても、大学入試においても、補助線は最終手段にした方が良いです。

理由は、補助線が引けるという事は選択肢が増えすぎるからです。

もちろん赤本や声の教育者さんの模範解答では補助線が多用されます。

でもやはり、練習段階では可能な限り補助線を引かない学習をすべきでしょう。

そうすると、頭がよくなります。正確には思考力がつきます。

補助線とは所詮はテクニックであり、暗記の域を出ません。

多くの補助線は、そこ引く根拠に乏しいものが多いのです。

 

では中2の数学を例にして説明しますね。

問題はこんな感じでどうでしょう。

Hp208

上の図は合同の正六角形を二つ並べたものです。

Xの角度は何度になるか。

 

先に補助線でとくとどうなるか。こんな感じですね。

Hp209

私が作問したんで、補助線引きにくい(笑)

各々の角ごとに平行線を引いても良いのですが、少し頭を使ってこんな形にしました。

これで、青の図形、赤の図形の鋭角の角度が共に20°とわかりますね。

これが分らない中2の子はすぐに塾に通おう。

あとは平行線の錯角により、X=40°となります。

これは「∠に平行線を引く」という解き方の暗記で解けますね。

 

 

では、補助線なしの思考を。

まずはまっすぐの1つの正六角形から(目黒指導の5コア:スケールダウン)

Hp211 

正六角形の一つの内角は120度なので、あとは左右対称と考えれば、上下の平行線との角度が全て30°であることがわかります。

 

では次にこれを時計回りに10°回転してみましょう。

Hp212

平行線を利用して解いてみてもわかる通り、上の角度が+10°、下の角度が-10°になります。

さて、ではまっすぐなままで正六角形2つ。

 

Hp210

Xは60°になりますね。

それではこの2つの事柄をまとめて考えると

Hp208

ずれていない状態の正六角形でX=60°だった角度が

上の正六角形が時計回りに10度回転したから、Xは小さくなります。その角度は10°

下の正六角形が反時計回りに10度回転したから、Xは小さくなります。その角度は10°

つまりXは20°小さくなります。

60-20=40°

慣れてくると見た瞬間に答えが分りますね。

この解説、中学校3年生理科で『太陽の南中高度』を学んだ生徒はすぐに「あ!」となるでしょう。

そうです。理科で使っている考え方ですね。理科に応用できるんです。

応用ができる考え方というのは、汎用性が高い考え方と言い換える事も出来ます。

でも、平行線引いた方が解きやすいですよね。

その通りです。

でも、今「簡単だから」を推すとそのつけは高校生の段階で必ず払う事になります。

 

Hp213

 

 

 

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2024年11月19日 (火)

大学受験 推薦入試

11/10の朝日新聞の記事で『「年内入試」へシフト 国公私立一層進む』という記事がありました。

簡単に言えば「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の割合が増えてきていて、これをより一層増やしていくという内容です。

2023年の大学入学者割合で総合型選抜・学校推薦型選抜の学生が50.7%と一般入試で入学した生徒を上回りました。

 

では、高校生は総合型選抜・学校推薦型選抜を狙うべきなのか?

私の答えはNoです。

 

朝日新聞の記事には続きがあり、大学側から見た目線で「主体性の高い子を合格させれる」と書かれています。

つまり、大学の狙いとは総合型選抜を通して、主体性の高い子を見極めて獲得していこうという事なのです。

裏返せば、「主体性のない子は総合型選抜で不合格になります」という事です。

主体性は訓練して身につくものではありません。

幼少期の育ち方、特に兄弟・環境が影響し、高校生から何かを変える事は不可能です。

なので、高校生の時点で主体性を持っている子は総合型選抜を狙って行くべきでしょう。

というのが、正確な私の答えです。

学校型選抜に関しては、積極的に狙いに行くべきです。高校1年生から積み上げるものなので、スタートダッシュが大事ですね。

学部選択に幅が無くなるのが弱点ですが、大学への進学という事を第一目標に定めているにとってはいい制度です。

また、意中の学部が自分の高校に指定校推薦がある場合は、全力で獲りに行くべきですね。

 

では、今年度の鷺沼校の総合型選抜・学校推薦型選抜の結果を掲載しておきます。

■学校選抜型入試 

法政大学 社会学部

駒澤大学 経済学部

昭和大学医学部付属看護専門学校 看護学科

■総合型選抜入試

上智大学 情報理工

明治大学 理工

大妻女子大学 家政学部

 

推薦入試のリスクは何をとっても「ダメだったとき」の想定。

学校型選抜はほとんどが合格しますが、総合型選抜は結構不合格者が出ます。

その辺を正しく見定めて、準備する必要がありますね。

どうしても生徒たちは「不合格の想定」をして学習するのが難しい、不合格だった時に立て直すのが難しい。

だから、私の様なプロが共に計画していくことが成功の秘訣です。

ちなみに私は進路指導の際に誰でも推薦入試で行こうとは話しません。

無理な子は無理なんです。

あと高校2年生とかから推薦を狙うために私の教室に来ようとする方がいますが、先に書いておきます。

間違いなく入塾は断ります。なので上記の合格実績を見て、「自分も何とかなるんじゃないか!」って思ってお問合せしてくるのはやめてください。

上記の合格実績の子の大半が中学生から私が見てきた子たちです。

高1の初めから計画的に進めたので、成功した例です。

総合型の結果待ちはあと2名残っていますが、その子たちは一般受験想定で、すでに一般入試に向けて動いています。

もし受かったら追加で報告します。

 

 

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2024年11月 3日 (日)

有馬中 定期テスト対策「教科書をしっかり読もう」

最近の有馬中学校の定期テストは「教科書」をとても大事にしている傾向があります。

塾で使っている問題集では対応できない問題がちらほら。

ってことで、私はこんな感じで教科書参考の問題を作問しています。

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問題文で「何を聞いてるかわかりにく」という学校の先生自作問題的な要素も入れてます(うそです。私の作問技術が低いだけ。笑)

さて中3ら今週がテスト週間。

がんばりましょう!

 

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2024年11月 2日 (土)

ここからは先生(目黒)との勝負だ!

さて、受験も残すところ3か月。

私の教室は毎年ここからロングスパートです。

毎年、受験生には同じことを言いますが「先生はここから超頑張る!先生より頑張れば間違いなく合格!」

そう、単純明快。目黒先生より頑張ればいいんです。笑。

 

 

で、頑張った第一弾。

10月月末休校3日間開校。3日間休日返上で授業!これも受験生のため!

そして予想問題作成。いいものができました。最近有馬中の数学の問題、良いんだよなぁと思いながら、対抗して単元横断問題をしっかり作問。

今回は解答用紙付!(自慢することじゃない。笑)

こんな感じです。

Hp206 

Hp204

Hp205

全部は載せないよ。

 

第二弾 11/4臨時開校。文化の日も健康で文化的に過ごさない教室長。いや、授業をしてる時の方が健康かも。

平行して、中1・中2生にテスト対策課題を出し始めています。小分けで4週間にわたって出すから、頑張ってやってきてね。

 

私のストロングポイントは無限の体力。

一緒に走りぬきましょう。

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