総選挙
総選挙が終わりました。
結果は昨晩遅くに出たため、生徒のみんなは結果は朝知ったかな?
時事は社会に出る可能性も高いのでちゃんと見るようにしよう。
中学校3年生は次回社会の定期テストに「国会」が入っている学校も多いので、とてもためになります。
結果は衆議院465議席中
自民党191議席
公明党24議席
自公政権は合わせて215議席となり過半数を割ってしまいました。
流石に増税をしておいて、自分たちは裏金作ってましたでは票を入れたくなくなりますよね。
今回の選挙の意義はそういった汚職を国民が許さなかったことにあるのではないでしょうか。
「政治家は悪い事をしたら当選できなくなる」って本来は当たり前のことですが、それが当り前じゃない国が、悲しい事に日本なのです。
これまでも色々な問題を起してきた自民党。それでも当選してしまう状況であったために、こういった裏金をつくっても大丈夫って慢心があったのでしょう。
衆議院には絶対に決めなくてはならない案件、例えば予算・内閣総理大臣の指名、に優越権があり、参議院と衆議院で議決が分れた場合、衆議院の議決が優先されます。
したがって、この衆議院で政権与党が過半数に満たない場合、どのようなことが起るか…
一番大きな政変としては
与党自公勢力以外が大連立をして、衆議院票をまとめ上げ、内閣不信任議決を出します。
この場合、石破内閣は10日以内に衆議院を解散するか、総辞職するしかありません。
当たり前ですが、衆議院を解散したら、もう一度総選挙になります。前代未聞の大迷惑ですね。自民党批判は強まり、さらに議席は減るでしょう。
なので常識的に考え、総辞職でしょう。
そして、もちろん不信任議決は次の内閣組閣までが1セットなので大連立内閣が発足。つまり2009年以来の政権交代となるわけです。
ただニュースで各党首が話している感じ、政権交代とはならないと思います。第二政党の立憲民主党も、自分たちへの期待というより、自民へのNoの受け皿が今回の選挙結果である事は理解していると思います。ここから自分たちの存在感を高めて、準備を進めて、数年後にいざ政権交代って流れを目指すのではないでしょうか。
であれば、どうなるかというと、自民党が今後、他の与党の意見を汲み取る代わりに政策に賛成してもらうという、協調路線をとる事になります。その際に各与党は「私たちの成果で、国民のためになるこの法案が通りました」とアピールしていくでしょう。
そうして、政権の監視役として信を得ていく流れになると思います。
個人的には大局観を持てずに目先の短期効果しかない政策が乱発しそうで怖いですが、これで自民党に自浄作用が働いてくれればいいのかなとも思います。
今回の自民惨敗は安倍元総理の負の遺産だと私は考えています。
今回の裏金議員の大半が旧安倍派なです。これはもう派閥内でマニュアル化していたとしか思えないです。
「頂き女子りりちゃん」と同じレベルの悪です。
日本の歴史上もっとも長く総理大臣を務めた安倍晋三さん。
戦後の日本で初の暗殺された総理。
もしご存命ならば、モリカケ問題の追及でもしかした田中角栄以来の元総理大臣経の逮捕となったかもしれません。
後世の人たちはこの安倍晋三氏をどう評価するのでしょうね。
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