« 教室長の1日 | トップページ | 個別ゼミWill鷺沼校 大学受験戦線 »

2024年10月23日 (水)

総選挙

10/27は総選挙です。

中学校3年生は、合わせて公民の国会の部分をしっかり学習しましょう。

私たちの時代はyoutubeやネトフリがなかったため、選挙の日はいつも見ているテレビ番組が無いから、なんとなく選挙特番を見てましたが、今の子は、別の時間つぶしが出来てしまうため、余計に選挙に無関心、政治に無関心になりますよね。

政党を4つ以上言える子はいますか?

 

さて、では選挙ですが、正直史上最悪の「ガッカリ消去法選挙」です。

先の東京都知事選、愉しそうだった~

構図が分り易かった。

小池百合子vs石丸伸二

大企業優遇の小池vs産業創出の石丸

イメージ的に2016年のFA補強の巨人VS育成のカープ

奇しくも現職東京都知事(巨人は東京)vs元安芸高田市長(カープは広島県)

まあ、あくまで対岸のプロレスを見てる愉しさなんでしょうけど。

 

では今回なぜガッカリ消去法選挙なのか。

だって、どの政党も政策同じじゃん?

メインは「最低賃金1500円」

政治家って馬鹿なのか、もしくは国民を馬鹿にしているのかどちらかですよね。

 

最低賃金を1500円にしたら経済は良くなるのか?

物価高は解決するのか?

 

自民党は「物価上昇よりも賃金上昇が加速する」と言ってますが、これこそ詐欺師の言い回し。

少し考えればわかりますが

①最低賃金1500円にする。

②最低賃金だけが上昇。最低賃金以上貰っている正社員は微増。

③人件費が高騰。

④値上げ

ってなるでしょう。

 

事実として経団連の発表で賃上げは2021年で1.93%つまり1.0193倍、最低賃金は1.027倍、そして物価上昇率は1.08倍

最低賃金上昇率が、賃上げ率より大きいのです。さらに物価上昇率は大きい。

しかも経団連の調査なので、対象は労組を持っているような大きな会社。小規模、中規模の会社はもっともっと賃上げ幅は小さいと思います。

小規模の会社にいる私が言うんだから間違いない。うちの会社の社長はめっちゃいいところに住んでますがね(笑)

最低賃金ばかり上昇して、正社員の給与があまり伸びない、なのに人件費は高騰して物価は上昇するという現象は続きます。

 

私はそのくらいは政治家も理解してるよなぁって思うんです。

そこまで経済オンチじゃないでしょう。

そこを国民に悟らせずに、あたかも最低賃金1500円になったら給与が増えて、家計が楽になるような言い方をするのって詐欺じゃないですか?

 

一方、朝日新聞デジタルの記事でも上場企業は3年連続で過去最高益だそうです。

一部の人だけが儲かっていくアメリカ型社会を目指すなら、最初からそうやって選挙でも言えばいい。

それを「我々は国民に寄り添う政治をします」と嘘っぱちを並べてるのは良くないですよね。

アメリカって犯罪が多いイメージじゃないですか。それって経済格差がありすぎるからだと思うんです。

持たざる者が、絶対に逆転できないなら、最終的に別の手段で奪うしかなくなっていくんですよ。

最近「闇バイト」なるものが増え、若者を中心に、格差に耐えれなくなってきた人が犯罪に手を染め始めていると思います。

 

個人的には好きではなかったが小泉純一郎の「痛みに耐えるのだ」の方が100倍マシに聞こえます。

石丸伸二氏の言葉を借りるなら「政治屋」ばかりなんですよね。

ただ、私は絶望して選挙を放棄することだけはしません。

私は選挙権の放棄こそ最も恥ずべき行為だと考えています。

文句だけ言うのは小学生にもできる。

さて、消去法選挙、今日からとりあえず×をつけ始めるか。

|

« 教室長の1日 | トップページ | 個別ゼミWill鷺沼校 大学受験戦線 »

学問・資格」カテゴリの記事