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2024年9月20日 (金)

有馬中1年 前期期末テスト 数学

精査が終わりました。こんな感じです。

Hp200

うちの教室で使用している教材で対応不可だった問題が1題。

なのでレベル的には標準的な定期テストだったのかなと思われます。

 

(13)は問題自体がアウト。「数の範囲が」という言葉が抜けているため、答えがその範囲に限定される(存在する数がその範囲に限定される)という意味をなさなくなってします。

 

「数の集合と四則計算についてただしく説明しているものをすべて選びなさい」

①自然数の集合は、加法がいつでもできる集合である

②自然数の集合は、減法がいつでもできる集合である

③整数の集合は、減法がいつでもできる集合である

④除法がいつでもできる(0でわる場合を除く)集合は存在しない

 

自然数の集合{1・2・3・4・5・6・7・8・9…}

例えば4-8この計算はできます。答えは-4です。

「数の範囲が」と書くと、答えが指定した「数の範囲外」なので存在しない数なので引けません。

しかし、自然数-自然数はいつでもできますよね?

一応教科書を調べましたが、全て「数の範囲が」と記されています。

以下教育出版の教科書の問題

P58 問6

整数の範囲で計算がいつもできるものは…

P59 問8

数の範囲が、自然数の集合、整数の集合…

この様に「数の範囲が」と限定しないとダメでしょう。

教科書にはそれ以外に「自然数の範囲では」と書かれています。

「範囲=集合」と勘違いしてしまった様ですね。

まあ、教科書で掲載問題なので、「数の範囲が」が抜けていても生徒たちは、「あのことか!」とピンと来るとは思いますが、テストである以上は正しく作るべきです。

 

その他は良く作られた問題ではないでしょうか。

問6なんかは思考力問題として良い試みだと思います。

問5(14)はちょっと残念。どの教材にも載っている問題でした。答えまで同じだから、もうひとひねり欲しかったな。

 

 

 

 

 

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