« 2024年7月 | トップページ | 2024年9月 »

2024年8月

2024年8月28日 (水)

神護寺-空海と密教のはじまりー

いま東京国立博物館で特別展「神護寺-空海と密教のはじまり」が催されています。

中学生や高校生には是非行って欲しいです。

私は8/25(日)に行ってきました。

Img_1257

 

私が教育に関して大事にしていることの一つに「学習の入り口を教科書にしない」というものがあります。

こういう歴史に触れる体験をもとに、知識を膨らましていくのがいいですね。

空海と言えば「最澄・空海」「天台宗・真言宗」

「天才最澄!」と覚えましょう!「天台宗-最澄」なんて私が中学生の時に教わりましたが…

意味不明ですね。笑。

少し仏教の話しをすると、私は仏教徒ではないため、歴史的なアウトラインのみですが、

まずいま日本で主流の仏教は

浄土真宗・浄土宗・日蓮宗・曹洞宗・臨済宗、そして天台宗と真言宗でしょうかね。

中学校では鎌倉時代の仏教として習ったと思いますが、それがそのまま現代まで続いています。

高校では詳しく習いますが、浄土真宗は浄土宗から、曹洞宗は臨済宗から枝分かれします。

そして浄土宗の開祖法然、臨済宗の開祖栄西、日蓮宗の開祖日蓮は三人とも天台宗で学びます。

つまり源流は天台宗にあります。

という事までは教科書上で習います。

そして真言宗に関しては密教・東寺・金剛峰寺くらいの知識しか習わないのです。

 

そんな真言宗、いったい詳しくはどんなものなのかと興味津々で行ってまいりました。

やはりメインは曼荼羅。

国宝・高雄山曼荼羅(両界曼荼羅)を見れたのは大興奮。

Img_1285

(帰りに本も買いました。これは教室に置いておきますのでご自由に見てください)

そして同じく国宝・薬師如来像。

この2つは教科書にも載っているほど有名な国宝です。

 

そして個人的に興味を引かれたのが、こちらも共に国宝の「風信帖」と「久隔帖」

「風信帖」は空海の直筆の書、「久隔帖」は最澄直筆の書。

というのも、空海と言えばまたの名を弘法大師。

弘法筆を選ばず/弘法も筆の誤りの弘法です。

書道史上で最も優れた三人(三筆)の一人です。

しかし、残念ならが書道に明るくない私が見たら、最澄の「久隔帖」の方が達筆じゃん!って思ってしまった。

このレベルになると、達人の領域にならないと分らないんでしょうね。

 

そのほかも多くの国宝や重要文化財が展示されていました。

上野なので一時間あれば行けます。

中学生以下は学生証を持っていけば無料なので、是非行ってみてください。

私は神護寺にも行ってみたいとい強く思いました。

 

 

|

2024年8月22日 (木)

指定校推薦学内選抜

本日、三輪田学園の指定校推薦の学内選抜の結果が出ました。

鷺沼校の高校3年生の子が無事第一志望だった法政大学の指定校推薦を勝ち取りました。

この子はなんと、小学校4年生から私の教室に通っていて、中学受験も一緒に頑張りました。

高校2年生の学年末は飛躍的に成績が伸びました。高校3年生の前期のテストは圧巻でした。

そりゃ、指定校取れるよ!

それでも夏休みは指定校から漏れた場合を想定して、一般受験に備えて毎日遅くまで自習していました。

本当によく頑張りました。

 

個別ゼミWill鷺沼校の最大のウリは、教室長が交代しない事です。

だからこそ、ちゃんとゴールまで責任を持って進路指導できること。

それがまた一つ証明できました。

|

2024年8月19日 (月)

北アルプス パノラマ銀座縦走

お盆休みに北アルプスに行ってきました。

登山と勉強は非常によく似ています。

一番大事なのは計画、次に大事なのはペース配分。

遅れを取り戻そうとして無理をすれば、命に係わる事もあるので、しっかりペース配分をする必要があります。

そして、どんなに時間がかかっても、一歩一歩進めば必ず頂にたどり着くんです。

そこからの景色は、写真では表現できない、言葉にも表せれない雄大さがあります。

そこに自分の足で立ったものしか見れないものがある。

 

今回の登山は計画段階では2泊3日の山中テント泊の予定でした。

事前の天気予報では2日目の夜に雨が降る可能性がありました。

そこで、計画を1泊2日に変更。1日目の早朝にヘッドライトを使って日が昇る前に出発する計画たてました。

行程はこんな感じでした。そうとう体力・登山技術に自信がないと北アルプスのパノラマ銀座縦走で1泊は難しいので、もし行こうと思う方は2泊するか、荷物を軽量化して常念小屋に1泊する計画くらいがいいでしょう。

Img_1119

まずは日本200名山の1座、燕岳。

合戦尾根という北アルプス三大急坂で一気に1200mを登ります。

富士山の吉田口から山頂までの標高差が1400mなので、それに匹敵する登りを4時間半くらいで、しかもテント泊装備で登るといういきなり最難関からのスタート。

そして燕山荘に着くと、自然と「うわ~!」と声が出ます。

絶景。

アルプスは外から見たら単なる樹林帯しか見えませんが、その内側が魅力的なんです。

Img_1059_20240819150201

<燕山荘からみた燕岳>

Img_1062

<燕岳から見た槍ヶ岳>

Img_1065

<燕岳山頂。今回も相方は勝どき校の教室長、相川先生>

Img_1081

<日本200名山の1座、大天井岳山頂>

Img_1091

<日本100名山の1座、常念岳>

Img_1110

<蝶ヶ岳>

ゴールの上高地に到着する5分前に雨が降ってきて、急に土砂降りになりましたが、全く問題なく帰りのバスに乗れました。

結構ハードな計画になりました。

途中何度か「無理かな」って思う事もありました。

しかし、その度に「ゴールして結果無理でしたはいいけど、途中で無理カモで投げだすのはダメだ」と思い、とにかく前へ前へと。

私は自分自身も、そして生徒たちにも、一度決めたら完遂する強い心を持ってほしいと思っています。

「言われたから」やるではなく、「決めたから」やる。

これは何よりも自分を突き動かす強い推進力になります。

登山は毎回そういった事を再確認させてもらえます。

 

 

 

|

2024年8月 9日 (金)

夏休みの宿題

多様性なんですかね、小中学校の夏休みの宿題、少なくないですか?

私は学習管理に関してはとことん『性悪説』なので、放っておくとやらないと思っています。

高校3年生でも一部の生徒は私に毎日怒られながら勉強しています。

その子たちは教室で自習を義務付られ、学習ボリュームを管理されています。

 

正しい勉強方法はありますが、効率いい勉強方法は存在しません。

なぜなら、効率のいい勉強方法なるものが存在するなら、それを売る商売が成立するからです。

そして、日本どこを見渡しても、そんなものを売ってる塾は無いので、自ずとそれは証明されてしまっているのです。

ということで、気合と根性!

私もこの学習管理はとても時間をかけています。

8/11~8/18まで塾はお休みになります。

中学生にはその間にやる宿題をたっぷり出しておきます。

結構な量なので、毎日取り組んで下さい。

Img_1023

 

|

« 2024年7月 | トップページ | 2024年9月 »