ノートをとれない子供たち
断言します。
ノートをとれない子は将来、思考力系問題を苦手とするでしょう。
最近私は授業で「ちゃんとノートをとろう」と何度も言っています。
小学校や中学校でノートの重要性を説明しない(出来ない)から生徒たちはノートを「メモ帳」程度にしか考えないのです。
ではなぜノートをとるのか。
それは脳のスペックアップのためです。
ノートに考え方を順序よく書いていくだけで、思考力が鍛えられます。
これは個別ゼミWill鷺沼校の指導の5コアの一つで、私が長年指導をしてきてたどり着いた答えでもあります。
なので、あまり詳細には書きませんが、生徒との間で起こるやり取りで最も多いものは
「先生、この問題解説読んでも分らなかった」という生徒からの質問ですね。
それを順をおって私がホワイトボードを使って説明します。
そうすると100%で生徒は理解できます。
解説と私の説明で何が違うのか?
日本語の量でしょう。
私がその問題を解くために頭の中で思考することを、文章にして書きます。
それで理解できるんです。
もっと具体的にいってみましょう。
先週の授業の中の話しです。
気体の内部エネルギーを求める問題(物理)で、問題は「1辺がLの立方体の内部にある期待」という条件。
すでに与えられたものは
分子1つの質量m(kg)
分子量M
1molに含まれる分子の量N
解説に
1/2mv²=3/2・R/N・T
=3/2・RTm/M・10³
生徒から「この行からこの行になったのが分りません」
板書
1molで分子量Mの物質の質量はM/10³(kg)
分子1個の質量がm、1molあたりにその分子がN個あるんだからN・m(kg)
したがって
M/10³=N・m
N=M/10³・1/m
「これを1行目の式のNに代入してみよう」
といった授業になりました。
要するに思考を言葉にするんです。そうすると、思考をする訓練になります。
これは簡単な問題、思考を書かなくても書ける問題でもやります。
なぜなら、目的は問題を解くことではなく、その問題を使って思考力をupすることだからです。
急に難しい話になりましたが、小学生であろうと、中学生っであろうと、高校生であろうと、思考をノートにアウトプット出来ない子は、思考力問題に対応できない、つまり新指導要領の大学入試は解けないという事です。
ノートってとっても大事ですからね。興味があればぜひ私の授業を体験に来てください。
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