学習塾4択
この時期になると塾の宣伝が増えますね。
私も世の中の風潮を知ろう他塾さんのHPを見たりしています。
そのせいでyahooを開くと夏期講習の宣伝まみれ。笑。
現在の学習塾を大別すると4択になりますね。
①対面式集団塾
②対面式個別指導塾
③映像式集団塾
④AI・タブレット学習
私は中2の息子がいますが、選択は①②の2択しかありません。
まあ、たぶん大学受験まで私が指導しますが。
理由は2つ。
一つ目は息子には「応える」能力を身につけてほしいからです。
対面式の最大のメリットは「指導者」と「生徒」の関係をちゃんと作れることにあります。
いい塾にはいい指導者がいます。
いい指導者は「教え子にこうなって欲しい」という情熱を持っています。
そして、自分のために精力的に動いてくれる生の指導者の情熱に当てられて、それに応えたいという感情を育ててほしいのです。
受験は一人でするものではないです。
資金を出してくれたり、身の回りのサポートをしてくれるご家族、生徒のために限界まで頑張る先生。
私はそのすべてを自分の子供に見せ、理解させ、そして強要するのではなく、自分の内側から「僕もこの人たちに応えたい」って思える人間になって欲しいんです。
二つめは「責任」です。
私は塾の先生にはちゃんと「責任」を持ってほしい。
これは「落ちたら責任取れよ」!」って事ではないです。私だって生徒を落とします。
対面で授業をするという事は、自分の技能がそのまま生徒に跳ね返るという事です。
どこにも責任転嫁できません。
だからこそ、常にその責任と向き合う覚悟がないと、対面式の塾で長くは先生を続けれないのです。
これを映像とかAIに委ねると、「カリキュラムをこう変えましょう」とかソフト面の問題の話ししかしません。
いまあるメニューの中からしか選べないし、そこに文句のつけようもないから、合わなかったら辞めるしか選択肢はない。
簡単に言えば、大手ファストフード店なんですよ。
みなさん、マックに行って「人生で食べたもので最もおいしい」って思ったことありますか?
逆に「これは喰えたもんじゃない、二度と来るか!」って思ったことありますか?
両方無いでしょう?
でも、個人経営のお店ではその2つの経験をしたことがある方はいらっしゃると思います。
マックの店員さんも「ハンバーガーの作り方を極めよう」とか「ポテトの塩加減を誰よりも上手になろう」とは考えてないと思います。
マニュアルから逸れず、マニュアルの範疇でものを作り、何か問題が発生したら対策チームが対応する。
AI授業とか映像授業って私の解釈では「責任」を負える人材が居ないから、代用の廉価版として生まれたものだと理解しています。
だから、その現場にいる人は「責任感」が無いんですよ。
そもそも責任感があれば、AIに指導を任せるなんて発想は出てこないんです。
「楽だから」「人件費がかからないから」「真新しくて生徒が集まりそうだから」
嫌らしいものが見え隠れしすぎですね。
自分の大事な生徒の未来をAIに託せる感覚を持っている塾に私は息子は預けられないですね。
塾の先生としては、私の生徒のライバルたちの学力がどんどん壊れていくので、AI教室はどんどん増えてほしいです。笑。
このブログを見て下さった方は、どうか値段だけで判断せずに、興味を持った教室は必ず回ってみてください。
塾は既に学校より子供の人格形成として大事な学びの場になっていますからね。
夏期講習 生徒募集中!!
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