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2024年7月

2024年7月30日 (火)

長時間SNSで学力低下?

文科省の発表でSNS利用時間が長いと学力が低下するというらしいです。

個人的な感想を書きます。

それを記事にするメディアの頭の悪さに唖然としました。

 

逆に聞きたいのですが、SNS利用時間が長い子の学力が低くならないと思っている人が要ると思って書いたんですか??

これって公然の事実・当たり前の事。改めて書くことではない。

もちろん私の生徒の親御さんからも5年前くらいから頻繁に相談も受けてるし、対応・対策・解決もしています。

 

SNSに限らず、私の時代はファミコンやプレステ。

結局なんであっても、1日の大半を娯楽に費やしたら、そりゃ学力は低下するでしょう。

そして、皆さんが正しく理解すべきは、全体的に学力が低下しているわけではないって事実です。

高偏差値層は、今も学力を堅持しています。

中・低偏差値層が急落しているのです。

 

私も塾の先生をしていて、新規で私の塾に来る子たちの状況に驚くことが増えています。

学校教育が機能してないのです。

もっともっと家庭学習をコントロールできるように宿題を出さないとダメですよね。

多様性?

最低限度の学力を作ってから言うべきでしょ。

「多様性」と「好きな事だけをやる」のは全然違います。

私は勉強は「努力の仕方を学ぶ装置」と位置付けています。

だから、勉強しない子は、努力の仕方を学んでいない子と認識してます。

実際に中学校3年生で私の塾に来た子は、細かく自習時間と自習内容まで決めてあげないと勉強できません。

それじゃダメなんですよね。

 

そして、私は気づかされます。

私の仕事は勉強を教える事ではなく、「生き方」を教える事なんだと。

時代遅れの、努力・根性・我慢・情熱の教育ですが、多様性ってスカした教育論を掲げてるより大分ましだと思ってます。

映画「エニイ ギブ サンデー」のキャッチコピー「無駄に生きるな。熱く死ね。」

オリバーストーン監督が描くアメリカンフットボールのヒューマンスペクタクルです。

「前をみろ!叩きつけろ!ぶちのめせ!」

このくらい熱量をもって生きるのがカッコいいよ。

 

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2024年7月23日 (火)

理科実験教室

今年もこの時期がやってきました!

理科実験教室開催!

「興味」=「学力」
「なんでだろう」を育て、伸ばすことを目的にしたウィルの理科実験教室

同じ実験でも小学生がつかむもの、中学生がつかむものは違うのであえて実験内容は変えずに実施しております。

 

■実施日 (時間は毎回1700~)

7/27土曜日

8/3土曜日 

8/10土曜日

 

実験前の準備で1日、実験で1日時間を頂きます。準備は30分程度。実験は内容によって

時間が異なります。験希の方はお電話にてお申し込みください。

 

費用 

塾生・講習生:無料(実験道具は実費にてご用意していただきます)

一般参加 :5,000円(税抜)

 

今年の実験(予定)
①浮力の正体とは

②熱と燃焼の実験

10円玉と卵の変化実験(化学変化の利用)

④無糖飲料の正体

その他様々な実験を用意しております。

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2024年7月20日 (土)

飲酒喫煙問題

オリンピックに内定していた宮田笙子さんが五輪辞退という状況になりましたね。

元都知事で現参議院の猪瀬さんは「麻薬じゃないんだぞ、こんな些細な事で19歳の夢を潰すつもりか」

元大阪府知事の松井さんは「厳重注意で済ませればいいのに、重すぎる」

元陸上オリンピック代表の為末さんは「代表権を奪うほどではない」

と発言されています。

こういう機会なので皆さんも少し考えてみるべきでしょう。

みなさんはどう思いますか?

 

私は2つの観点から処罰は妥当、しかし別の観点から発表の仕方に問題があると思います。

まず妥当と考える根拠から述べます。

一つ目は日本国憲法において「法の下の平等」は明記されています。

これは法治国家において最も大事なのです。

もし今回宮田さんを厳重注意にするだけなら、今後日本の19歳の子たちは全て飲酒喫煙で「厳重注意」で済むようにしなくてはなりません。

今回の事は一般的な19歳の大学生が飲酒喫煙を行った場合に処罰されるかに照らし合わせて行うべきでしょうね。

猪瀬さんが「規則づくめの杓子定規が日本をダメにしてきた」と述べてますが、法治国家である以上杓子定規で測らないと、汚職と腐敗政治の温床になり日本がダメになります。国会議員って立法機関ですよね。法を作る人が、法を杓子定規でやるべきではないって、もう自己否定ですよね。

また、「大麻じゃないんだから」っていうのが一番おかしい。

法律は実害で決まるものではないです。

「法に規定されているかどうか」が問題です。

例えば明日からコカコーラが違法になれば、飲んじゃダメなんです。

「体に悪いから」「成長を阻害するから」「他者に迷惑がかかるから」ダメなのではなく、法律で禁止されていればダメなんです。

大麻で逮捕される人は「海外では許されている」「たばこより害はない」ってよく言いますよね。

そういう事ではないんです。だったら運動を起して、法改正して、それから気持ちよく吸えばいいんです。

それが法治国家・民主主義国家というものでしょう。

 

2つ目に宮田さんがダメになてしまう。

「ルールを破っても、どうにかなった」という前例を作ってしまうのは、本人のためにはならないです。

19歳って歳を考えると人生まだまだ先は長い。

自分がオリンピアンだから特別なんて思ってしまうと、その後の人生が滅茶苦茶になってしまう。

代表選手として自覚がなかったわけではないんです。

単に、法律に対しての考え方が未熟だったんです。

 

では、発表の仕方に問題があったというのは…

宮田さんは未成年って事が一番の問題点。

一般的には未成年は実名報道されないんですよ。

たとえオリンピック代表選手だとしてもダメでしょう。

「けがのため辞退」って発表で良かったでしょう。

後ろめたいなら「諸事情によって辞退」。

この点は宮田さんを守ってあげるべきでしたね。

 

最後に、これによって宮田さんの過去の努力や成果が否定されるものでもなく、正しく次のチャンスが与えられることを祈っています。

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2024年7月16日 (火)

学習塾4択

この時期になると塾の宣伝が増えますね。

私も世の中の風潮を知ろう他塾さんのHPを見たりしています。

そのせいでyahooを開くと夏期講習の宣伝まみれ。笑。

 

現在の学習塾を大別すると4択になりますね。

①対面式集団塾

②対面式個別指導塾

③映像式集団塾

④AI・タブレット学習

 

私は中2の息子がいますが、選択は①②の2択しかありません。

まあ、たぶん大学受験まで私が指導しますが。

理由は2つ。

一つ目は息子には「応える」能力を身につけてほしいからです。

対面式の最大のメリットは「指導者」と「生徒」の関係をちゃんと作れることにあります。

いい塾にはいい指導者がいます。

いい指導者は「教え子にこうなって欲しい」という情熱を持っています。

そして、自分のために精力的に動いてくれる生の指導者の情熱に当てられて、それに応えたいという感情を育ててほしいのです。

受験は一人でするものではないです。

資金を出してくれたり、身の回りのサポートをしてくれるご家族、生徒のために限界まで頑張る先生。

私はそのすべてを自分の子供に見せ、理解させ、そして強要するのではなく、自分の内側から「僕もこの人たちに応えたい」って思える人間になって欲しいんです。

 

二つめは「責任」です。

私は塾の先生にはちゃんと「責任」を持ってほしい。

これは「落ちたら責任取れよ」!」って事ではないです。私だって生徒を落とします。

対面で授業をするという事は、自分の技能がそのまま生徒に跳ね返るという事です。

どこにも責任転嫁できません。

だからこそ、常にその責任と向き合う覚悟がないと、対面式の塾で長くは先生を続けれないのです。

これを映像とかAIに委ねると、「カリキュラムをこう変えましょう」とかソフト面の問題の話ししかしません。

いまあるメニューの中からしか選べないし、そこに文句のつけようもないから、合わなかったら辞めるしか選択肢はない。

簡単に言えば、大手ファストフード店なんですよ。

みなさん、マックに行って「人生で食べたもので最もおいしい」って思ったことありますか?

逆に「これは喰えたもんじゃない、二度と来るか!」って思ったことありますか?

両方無いでしょう?

でも、個人経営のお店ではその2つの経験をしたことがある方はいらっしゃると思います。

マックの店員さんも「ハンバーガーの作り方を極めよう」とか「ポテトの塩加減を誰よりも上手になろう」とは考えてないと思います。

マニュアルから逸れず、マニュアルの範疇でものを作り、何か問題が発生したら対策チームが対応する。

AI授業とか映像授業って私の解釈では「責任」を負える人材が居ないから、代用の廉価版として生まれたものだと理解しています。

だから、その現場にいる人は「責任感」が無いんですよ。

そもそも責任感があれば、AIに指導を任せるなんて発想は出てこないんです。

「楽だから」「人件費がかからないから」「真新しくて生徒が集まりそうだから」

嫌らしいものが見え隠れしすぎですね。

自分の大事な生徒の未来をAIに託せる感覚を持っている塾に私は息子は預けられないですね。

塾の先生としては、私の生徒のライバルたちの学力がどんどん壊れていくので、AI教室はどんどん増えてほしいです。笑。

 

このブログを見て下さった方は、どうか値段だけで判断せずに、興味を持った教室は必ず回ってみてください。

塾は既に学校より子供の人格形成として大事な学びの場になっていますからね。

 

 

夏期講習 生徒募集中!!

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2024年7月12日 (金)

恥を知れ!恥を!

先の都知事選で石丸さんが使ったフレーズですね。

もとは安芸高田市の市長時代に居眠りしている議員に向けて言った言葉ですが

石丸氏が掲げた「政治屋の一層」

この言葉を聞いて心から応援したくなりました。

この言葉は「政治屋」と述べられていますが、もっと広義に我々は捉えるべきだと思います。

○○屋という言葉には「功利主義」という意味があると私は理解しています。

○○という生計の手段を使って利益を得ることを第一に考える。

これは一般企業においてはまっとうな考え方だと思います。

しかしその性質上、そうではなく「志」が先に立たねばならない職業が多々あります。

 

例えば、民間警備会社。

世の中の治安が悪化すればするほど、彼らは利益を得るでしょう。

しかし、だからと言って治安の悪化を喜ぶでしょうか?

「みんなが少しでも安心して暮らせる世の中を作りたい」という「志」が先に無いと危険ですよね。

 

政治家も同じです。

そして、我々塾の先生も、学校の先生も。

 

最近私が学校の先生から「志」を感じることが少ないです。

中2の息子がいますが、彼の小学校1年生から中学校2年生までで、担任から「志」を感じたのは2名のみ。

あとは生計をたてるために先生をやっている、いわば先生屋です。8人中6人も先生屋なんです。

 

先日、私の生徒が学校の進路指導で「志望校は無理だ」と言われ、「現実的に可能な学校を選ぼう」と言われたらしいです。

その話を聞いて、私は怒りに震えました。

本当が学校名も、先生の名前も書いてやりたい。

しかし、そこは一定の諦めも持ちつつ我慢します。

あなたらの仕事はなんなんだい!?

恥を知れ!恥を!

その子をどうやって志望校に合格できるかアドバイスするのがあなた達の仕事じゃないのか?

別に成績オール2の子が川和高校に行きたいって言ってるわけじゃないんだ。

そりゃ一般的に見たら2:8で不利な勝負。私なら4:6まで持って行ける。それでも厳しい事には変わりない。

でも、0じゃないだろ!

別の先生の指導力4:6で、自分の指導力だと0:10って言ってるんだぞ。

恥ずかしくないのか?

そもそも、これだけ塾が世の中にあること自体恥じろ!

あなたは関わった生徒の人生を少しでもよくできたか?

生徒が勝手に学校に通って、かってにカリキュラムに沿って学習して、その結果出てきた成績に応じて、先生が高校の合否予想をする。

それが中学校の先生の仕事だっていうなら、先生全員辞めろ。AIに変えて、映像授業で良いじゃないか。

教師って将来の人材を育てる日本の根幹なんですよ。

その自覚あります?あなた達が育てた子供たちが20年後の日本を作る。つまりあなた達が日本を作るんです。

あなた達の仕事は子供たちに夢を見せ、現実にするための行動をアドバイスすることだ。

あなた達は生徒を右から左へ流すだけの、生産工場の不良品監視役か?

生徒に何かしてあげたいなら志を持て、勉強しろ、情熱を持て!

自分が楽したいなら先生にならないでくれ。

 

なんにせよ、私はこの子を志望校に意地でも合格させますよ。

もちろん、他の子も全員。

私は東大卒の予備校講師みたいな性能は無いでしょうが、志と情熱なら日本一だと思っていますから。

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2024年7月 7日 (日)

ノートをとれない子供たち

断言します。

ノートをとれない子は将来、思考力系問題を苦手とするでしょう。

最近私は授業で「ちゃんとノートをとろう」と何度も言っています。

小学校や中学校でノートの重要性を説明しない(出来ない)から生徒たちはノートを「メモ帳」程度にしか考えないのです。

 

ではなぜノートをとるのか。

それは脳のスペックアップのためです。

ノートに考え方を順序よく書いていくだけで、思考力が鍛えられます。

これは個別ゼミWill鷺沼校の指導の5コアの一つで、私が長年指導をしてきてたどり着いた答えでもあります。

なので、あまり詳細には書きませんが、生徒との間で起こるやり取りで最も多いものは

「先生、この問題解説読んでも分らなかった」という生徒からの質問ですね。

それを順をおって私がホワイトボードを使って説明します。

そうすると100%で生徒は理解できます。

解説と私の説明で何が違うのか?

日本語の量でしょう。

私がその問題を解くために頭の中で思考することを、文章にして書きます。

それで理解できるんです。

 

もっと具体的にいってみましょう。

先週の授業の中の話しです。

気体の内部エネルギーを求める問題(物理)で、問題は「1辺がLの立方体の内部にある期待」という条件。

すでに与えられたものは

分子1つの質量m(kg)

分子量M

1molに含まれる分子の量N

解説に

1/2mv²=3/2・R/N・T

    =3/2・RTm/M・10³

生徒から「この行からこの行になったのが分りません」

板書

1molで分子量Mの物質の質量はM/10³(kg)

分子1個の質量がm、1molあたりにその分子がN個あるんだからN・m(kg)

したがって

M/10³=N・m

N=M/10³・1/m

「これを1行目の式のNに代入してみよう」

といった授業になりました。

要するに思考を言葉にするんです。そうすると、思考をする訓練になります。

これは簡単な問題、思考を書かなくても書ける問題でもやります。

なぜなら、目的は問題を解くことではなく、その問題を使って思考力をupすることだからです。

 

急に難しい話になりましたが、小学生であろうと、中学生っであろうと、高校生であろうと、思考をノートにアウトプット出来ない子は、思考力問題に対応できない、つまり新指導要領の大学入試は解けないという事です。

ノートってとっても大事ですからね。興味があればぜひ私の授業を体験に来てください。

 

夏期講習新規生徒募集中!

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