« 学校説明会(玉川学園) | トップページ | 数学教育の崩壊 »

2024年6月24日 (月)

有馬中1年 前期中間テスト総括

有馬中のテスト精査が終わりました。

精査表は次回授業の際にお渡しするので、今後の学習の参考にしてください。

今回の有馬中1年の前期中間テストでは100点が出ました。

「簡単なテストなんだから」って思う方も居るでしょう。

アマチュア考えです。塾の先生とかで、これを「凄い」と判断できない先生の元で勉強はしない方がいいですよ。

これだけの問題数で、ケアレスミスを出させない指導は、結構難しいです。

学習技術だけではなく、メンタルコントロールまで必要です。

まあ、この辺は私の指導の秘密なのであまり公開しませんが。

 

で、精査の方ですがこんな感じでした。

Hp197_20240624153401

相変わらず小さくて見にくい。笑。クリックしたら多少大きくなるはず。

問題の質としてはとてもよかったですね。

注文を付けるなら、大問7

(3)を作って、「☐-〇が最大になるように、それぞれの数字を選びなさい」

ってあればさらに素敵でした。

 

おそらく正答率が低かったであろう大問6(3)は解説を載せておきます。

問題

次の式が成り立つ様に〇に計算記号「+、-、×、÷」を当てはめなさい

6(-5〇4)〇3〇2=1

解説

四則の計算に従って進めるため、最初に(  )内を決めます。

(-5〇4)は4通りの答えがあります。

①「+」なら-1 つまり6〇(-1)〇3〇2=1

②「-」なら-9 つまり6〇(-9)〇3〇2=1

③「×」なら-20 つまり6〇(-20)〇3〇2=1

④「÷」なら-5/4 つまり6〇(-5/4)〇3〇2=1

負の数が1つだけという状況で右辺が正の数。

数が大きいと分りにくいので①限定で考えていきましょう。

まず手っ取り早いのが一つ目の〇、つまり(-1)の数の前の計算記号を「-」にしてしまいます。

そこだけ計算すると

73〇2=1

153〇2=1

263〇2=1

これで一番左の数を減らす方法を考えます。全て正の数なの赤くした〇に入るのはで、「-」か「÷」の選択ですね。

ここまでくれば見えてきます。

7-3×2=1

したがって

6-(-5+4)-3×2=1(答)

 

では次に(-1)を活かして6+(-5)=1を目指してみます。

(-1)〇3〇2=-5

(-1)×3-2=-5

これで完成ですね。

6+(-5+4)×3-2=1(答え)

 

探せばまだあるかもしれませんが、ひとまずこのくらいで。

この問題のコツはまさに数学的思考で「仮定をしてみる」「解きやすい形に変形する」です。

ゴールをイメージできれば、あとは簡単になりますが、解く際にいかに日本語を残せるか。

私の解説自体が解答になっている必要があります。

偶然答えにたどり着いた子もgood!数学の真髄は短時間にいかに「アタック&エラー」を出来る事です。

 

 

 

夏期講習、新規生徒募集中!!

Hp196_20240624162301

 

|

« 学校説明会(玉川学園) | トップページ | 数学教育の崩壊 »