心・技・体
近年ずっと考えていたことにやっと答えが出ました。
私は昨今はやってきているEスポーツなるものに、ずっと違和感を覚えていたのです。
しかし、頭から否定することは嫌いなので、色々と思案していました。
様々なゲーム実況配信やEスポーツを見て、自分の嫌悪感が偏見、つまり「ゲームはダメな事」からきているのではないかと考えていたのです。
それは時代時代の価値観の相違で、10年後に価値観ではEスポーツもオリンピックの競技の様に受け入れられるものなのかもしれない。
例えばサザエさんの世界ではカツオが空き地で野球ばっかりやってサザエさんやお父さんに怒られています。
しかし、いまや大谷翔平が全国の小学校にグローブを寄贈し「野球やろうぜ!」をキャッチフレーズに野球に触れようってのを、各学校が受け入れて、野球=良い事に変貌してきました。
ゲームもいつかは「頑張ってやりなさい!」って時代になるのか。
こんな事を2年ほど、何となくではありますが考えているうちに、2023年のロボコンを見ていて答えが見えてきました。
ロボコンは属性的にはスポーツとEスポーツのどちらに近いかと言えば、Eスポーツよりなんじゃないかなって思っていたのですが、ロボコンを見てとても感動しました。「あれ?」って思うくらい心が動かされて、そして見えてきたものがありました。
私の心を動かすものは心・技・体があるものなんだ。
Eスポーツには「体」が欠けているんです。
ロボコンは?というと体はロボットです。日々の研究と実験の繰り返しで、学校ごとに全く違ったロボットが出来上がります。
これってスポーツ選手が体を鍛えるのと同値なんです。
まずは土台となる体を鍛える。
そして技を染み込ませる。
そして強い心を持って挑む。
だから心を引きつけられるんだ。
Eスポーツは体を作るのは、ゲームの開発者です。
一番つらいのって体を作る事なんじゃないだろうか?
Eスポーツはいわばカラオケなんですよ。
とても上手い人のカラオケ聞いて感動しますか?
「凄い!」とは思います。
ゲーム実況とかを見て「面白いな」って思う部分と合致するんです。
詰まる所「エンターテイメント」の延長線上にあるもので、これは競技とは交わらないものなんだなって納得しました。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 心・技・体(2024.01.31)
- 総選挙(2021.11.01)
- 横浜市 市長選挙(2021.08.23)
- 大津市 交通事故(2019.05.10)
- ルールは暗黙の了解?(2018.05.24)
最近のコメント