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2023年10月19日 (木)

先日掲載した良問の解答

先日掲載した問題の解説を載せます

 

ある中学校の2年生は2クラスあって、A組、B組の全生徒を対象にアンケートを取りました。

下の資料はその結果をまとめたものです。

≪質問1≫夕食のあと、寝る前にYoutubeを見ますか。

「見る」と答えた生徒の人数

 A組  B組  合計
 x 人  y 人  52人

食べたと答えたのは2年生の65%だった。

≪質問2≫

「見る」と答えた人のみ回答してください。

見るのは

ア 勉強した後

イ 特に決めていない

 アと答えた人  イと答えた人
 28 人  24人

A組、B組に分けて結果を整理すると

Hp157_20231019105701

Hp158_20231019105701

問1 2年生は全員で何人ですか

問2 質問1の結果のx、yを求めなさい

問3 質問2でA組のうち、アと答えた人は何人いたか求めなさい

 

【解説】

問1「食べた」と答えたのが52人で2年生の65%なので

「二年生の人数」×0.65=52

(式は日本語を使おう!)

「二年生の人数」=52÷0.65=80(人)

 

問2

アと答えた人は28人…①

A組の「見る」と答えた人はX(人)

A組の円グラフよりア組のアと答えた人は0.6X…②

B組の「見る」と答えた人はY(人)

B組の円グラフよりB組のアと答えた人は0.5Y…③

 

①②③より

0.6X+0.5Y=28

6X+5Y=280

 

この式とX+Y=52を連立して

X=20 Y=32

 

<補足>

イと答えた人は24人…④

A組の「見る」と答えた人はX-②=0.4X…⑤

B組の「見る」と答えた人はY-③=0.5Y)…⑥

 

④⑤⑥より

0.4X+0.5Y=24

これを0.6X+0.5Y=24と連立しても同様にX=20 Y=32

が出てきます。

 

 

今日は解説を掲載しましたが、これはウィルで生徒に書かせるノートも同様です。

ホワイトボードがある教室なので、そのメリットを最大限に活かして授業を行います。

最大の特徴は「日本語をたくさん書く」事です。

数学のノートってどうしても数字まみれになります。

でも私たちは思考を「日本語で」やりますよね。

だから書くんです。

テストの場合は…できるなら必要はないです。

でも練習の際は絶対に書きます。

これも私がよく言う事ですが、練習とテストは違います。

テストは「いかに効率よく解くか」

練習は「いかに自分の思考力を鍛えれるか」

スポーツの世界でたまに言われる「練習は本番の様に、本番は練習の様に」あれは間違っています。

実際にプロアスリートも練習は練習用のトレーニングをします。

いい例えとして横浜ベイスターズの4番、牧選手

彼はバッティング練習でスライディングボードの上を滑りながらティーバッティングをしています。

本番でその状況になる事は絶対に無いですよね。

特に定期テストで点が取れるけど模試・入試で点が取れない子の特徴って、日ごろの勉強とテスト時の解き方が合致してるんですよね。

日ごろの勉強は回りくどい方が賢くなります。

そのために書きましたが<補足>の部分。

この問題を+<補足>までやっている子は絶対に頭がいい。

授業で「先生、このやり方でもできますか」と気づける子は素晴らしい。

そういうところを目指すべきですね。

 

 

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