イメージを作る授業
数学って観念なので、具体化していくことが数学をマスターするうえで大事な事になります。
個別ゼミWill鷺沼校の授業はこの具体化=イメージを作る授業を大事にしています。
具体的なケースで説明しますね。
これはある小学生(中学受験予定)の子の授業です。
問題
白のタイルを2枚と黒のタイルを2枚の合計4枚のタイルを壁に横1列に貼っていく。
この時何通りの模様を作ることができるか
樹形図ができずに困っていました。
ここで解き方を教えないのが個別ゼミWill鷺沼校の授業。
ここでイメージを作っていきます。より具体的かつ簡単な方がいいので数字で考えてもらいました。
まずは即興でカードを作成
このカードの中からまずは1.2.3の三種類で作れる3ケタの数を樹形図を書きながら求めてもらいました。
もちろんクリアです。
次に1.1.2の3枚で同じ作業をしてもらいました。
ここで1.1の様に同じ数がある時の扱いを理解できたようです。
最後に1.1.2.3の4枚で同じことをやりました。
ここまで問題なくクリアできました。
なんでカードを使ったかというと、カードがなければ使う数の回数を間違えたり、使ってない数字が出るからです。
物理的に存在するカードではそういったことが起りません。
ここまでやった後に、さっきの問題を解かせたところ、すんなり正解できました。
もちろん必ず物理的な道具を使うかと言えばそうではないのですが、ホワイトボードに作図するなりしてイメージを作っていきます。
この際大事な事は、実際の問題よりスケールをダウンしていくことが大事です。
そこから問題へつなげていく作業が大事なのです。
これは実際の数字でもできます。
例えば
1/4÷☐=4/7
分数と割り算って非常にイメージしにくいですね。
この場合は生徒になんでもいいから割り切れる割り算を言ってもらいます。
例えば 15÷3=5
「☐の部分は3なので15と5で3を作るには?」
この質問で15÷5と答えは出るでしょう。
そこでさっきの問題の解き方は
1/4÷4/7と理解できます。
これは計算式のイメージを作っています。
私の反公式授業への答えはこのイメージを作る授業になります。
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