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2023年5月

2023年5月27日 (土)

難しい問題を作ればいいって事ではない

昨日に引き続き有馬中3年数学について。

牽制の意味も込めて、書いておきます。

難しい問題を作れることは、その先生が優秀な証ではないです。

むしろ、簡単なんだけども発想力を必要とする問題を作れる先生が優秀です。

 

では、今回載せるのは悪問中の悪問。

私も全力で意地悪して問題を作ります。

こんな問題悪意の塊だろってやつを掲載します。

こんな問題定期テストにだしたら先生として恥ずかしいよ。笑。

 

次の式を因数分解しなさい

X²-142X+4747

 

これはまだ悪意レベル1

素数の53と89に気が付けば解けます。

定数項の下桁が大きすぎる場合、2ケタの素数で割ってみよう!

 

ではこの問題のレベルを一気に跳ね上げると

X²+102X+2106

定数項の因数にを入れてみる。

2106=13×3²×2⁴

このかけ算の組み合わせは30通り。

もう無理ゲーですね。

 

この問題解けても何もすごくない。

 

次に、最強最悪の因数分解

X⁴+5X²+9

 

一見「X²=Aと置く」で解くんですが、A²+5A+9が因数分解不能。

こんなの数Ⅰの難問因数分解ですよね。

理論上は中学生の知識でも解けます。

 

答えは

(X²-x+3)(X²+ⅹ+3)

です。

たしか某有名大学が塾名に入ってる塾で、トップ私立校受験対策でこの問題の解き方を教えてたはず。

うちの教室と併塾していた子から質問されたことがあったな~

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2023年5月26日 (金)

有馬中3年数学

テスト範囲が塾泣かせ、生徒泣かせ。

この狭い範囲でどうやって難問を出すかが焦点ですね。

特に現中3の数学の先生は難しい問題を作ります。

もちろん文科省のガイドラインで思考力問題を出す必要もあります。

ということで対策プリント作りました。

Hp152_20230526194601

レベル別で作成。レベルCには思考系会話問題

(ちょっと載せますが力作なんで丸秘扱い。笑)

Hp151

レベルEは現中3の去年中2だった頃の問題の傾向を踏まえ、「ただ難しい、めんどくさい意地悪問題」

を中心に作成。

中学生範囲でこれ以上きつくできない地獄因数分解問題を3問載せました。

 

ついでに告知。

通常月末休校のところを、有馬中と宮崎中が6月月初すぐにテストなので、臨時開校します。

5/29~5/31の17:30~21:30

なおこの期間での新規問い合わせ業務は行いません。

教室にご連絡いただいても応対しかねます。

塾生はアプリにてお問い合わせください。

 

 

 

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2023年5月25日 (木)

季節外れの合格体験記

2023年度入試最後の合格体験記になります。

なんでこんな時期にって思うかもしれませんが、中学校に進学して様々な準備をしなくてはならなかった中で、やっと時間を見つけて書いてくれたのです。

2023年度の中学受験で、個別ゼミWill鷺沼校の最高偏差値校に見事合格した生徒の合格体験記です。

このご家庭はお兄ちゃん2人を私に預けてくださり、そして三男の受験も私に託してくれました。

ベトナムから帰国して7か月間、猛ダッシュで駆け抜けた中学受験。

とっても才能ある子で、ほとんど自分の力で合格したようなものです。

唯一私がこの子にやってあげたと自慢できることは、指導者としてこの子の最終到達点を見切って最後まで難関校に向き合わさせたことです。

もちろん誰にでもやる指導方法ではありません。受かると確信してたからこその指導です。

 

Y・Hくん

暁星中学校・逗子開成中学校・慶應義塾湘南藤沢中等部 合格

僕はWill鷺沼校に約7か月通い、誇りに持てる学校、慶應義塾湘南藤沢中等部に合格できた。

入塾したころは基本問題もまだ完ぺきには出来ないほど、受験生とは思えないぐらい成績が悪かった。

でも夏期講習などに一生懸命通い、目黒先生の助けもあったから、たくさんの中学校に合格できたのだと思う。

だが、良い事ばかりではなく、つらい事の方が多かったと思う。

特に1月の帰国生受験に全落ちしたことが僕的には一番つらかった。受かると思っていた学校に落ちたり、もっと勉強していれば合格できたと思うことが多かった。

12月の帰国生受験ですでに暁星中学校と逗子開成中学校に合格していたため、1月中はそっちに進学しようと本気で思っていた。

そんなとき目黒先生が「このままでいいのか?」と厳しく説得してくれたおかげで、受験を再開し2月受験のSFCに合格することができた。

12月から2月までの3か月間にも及ぶ受験で僕が学んだことは「自分の努力を信じること」だ。

なぜなら、僕はそれを出来なくて後悔したからだ。

僕は正直勉強が足りなかった。

あと数点で受かった学校もあったと思う。

もうちょっと焦らずに解いてたら受かっていたと思う学校もあったと思う。

そういうあやまちをしないために、普段から丁寧に一つ一つの勉強を行なうべきだと学んだ。

正直、小学生には受験は早いと思う。

受験は実力が全てだと思う人も多いが、メンタルが3割は占めていると思う。

だから、普段から勉強をして自分に自信をつけることがとても重要だと思う。

もし、後輩生徒たちが僕の文章を読んでいるのであれば、「結果はかならずいつか出るので、その時の結果を気にしすぎず、自分を信じて、プレッシャーに負けず、コツコツ勉強して」と思います。

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2023年5月 6日 (土)

丹沢山塊縦断

久しぶりに趣味について。

5/5に丹沢山塊の蛭ヶ岳、丹沢山、塔の岳を縦断する登山に行ってきました。

合計21.1km、登りが1797m、下りが1960m。

富士山のもっとも有名な登山ルートである吉田ルートでも距離16.3km、累積標高1723mなので、日帰りでそれ以上の登山をしてきたって事です。

どのくらいかって言うのを写真にすると…

2_20230506203501

これが蛭ヶ岳からみた丹沢山と塔の岳。これからあそこに向かいます♪

なんせ、登山口はJR横浜線側、下山は小田急側から降りるわけですから、その距離感はなんとなくイメージできますよね?

あれ、町田だとJRを小田急は200mしか離れてないぞ。笑。

せっかくなんで3山の山頂の写真も載せますね。

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実はこの登山は主たる目的ではなく、予行練習です。

5月の月末休校を利用して、屋久島にある宮之浦岳に行ってきます。

距離的にも20Km超。累積標高はもう少しあります。

そこでどんなことが起るかを想定するために、荷物も今回の登山では使わない寝袋やマットも入れていきました。

わかったことは、今回の装備では①脱水症状になる②着替えが足りない

ってことくらいです。

 

これって、少し前に書いた「模試の受け方」に似てますね。

そう、予行演習(模試)は限りなく本番と同じ状況を作り、起ってしまった事を再び起こらないようにするための準備の見直しをするためにあります。もちろん、予行演習をクリアできた「自信」も自分の背中を押してくれる大きな力になります。

 

ということで、次回の趣味に日記は「宮之浦岳・屋久杉」になります。

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