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2023年4月20日 (木)

教材は手段であって目的ではない

この春もたくさんの新規入会をして頂きありがとうございます。

やはり、新規入会の子で思う事は

「勉強=教材を解く」

になっている子が多いという事です。

 

教材はあくまで学習の手段であって、目的は「学力向上」です。

漫然と解いたり、悪い時方をすると、正解していても学力は伸びません。

Hp147_20230420223701

 

具体的に「正解しているのに悪い勉強方法」とはどういうものかと言いますと

例えば

 

問 ☐に当てはまる数字を答えなさい

☐×8=72

☐×6=72

≪生徒の思考≫

8×9で72!

6×9=54 60×10=60 60×11=66 60×12=72!

 

これをやるから方程式が出来ない。

 

では正しい勉強方法は

☐=72÷8=9

☐=72÷6=12

 

大差ないと思いますよね?

 

しかし中学校にあがって方程式で

Hp148_20230420223501

この問題解けない子、結構いるんですよ。

先ほどの後者の解き方ができる子は、間違いなくこの方程式は解けます。

こういう訓練の積み重ねが差になります。

 

今回はあえて簡単な例で書きましたが、高校生の勉強方法も同じです。

悪い勉強=「答えが出ればいい」

をやっていたら、初見問題、思考力問題は絶対に解けません。

 

次回は「ストレス下での学習のすすめ」を書こうと思います。

もちろん親御さんのプレッシャーによるストレスで学習させるという話ではないです。笑。

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