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2022年3月 9日 (水)

高校生 教科書改訂

現中学校3年生(4月から高校生)から教科書改訂となります。

文科省が公開している数学編・理数編の指導要領解説は300ページくらいあるため

すでに読んだ私が噛み砕いてここで書こうと思います。

本日は数学編

 

①数学Ⅰ

データの分析 

「四分位数」が中学生に移行し削除

「仮説検定の考え方」が追加

「整数の性質」が数学Aから移行し追加

「分数が有限小数や無限小数で示されるしくみ」が数学Aから移行し追加

②数学Ⅱ

特に変更なし

③数学Ⅲ(理系)

「曲線」と「複素平面」を新たにできる数学Cに移行

④数学A

「期待値」が数学Bより移行され追加

「数学と人間の活動」が新設(「ユークリッド互除法」「記数法」)

「整数の性質」が数学Ⅰに移行され削除

「分数が有限小数や無限小数で示されるしくみ」が数学Ⅰに移行され削除

注)「数学と人間の活動」「確率」「図形の性質」から2単元が選択のため実質「ユークリッド互除法」が削除された形に。

   しかし不定方程式で必要なため、指導形式がどうなるかは学校次第なところがありそう

⑤数学B

「ベクトル」が数学Cに移行され削除

「数学と社会生活」が新設

「両側検定」が追加

「クラスター抽出」が追加

「期待値」が数学Aに移行され削除

⑥数学C(新設)

「複素平面」が数学Ⅲより移行され追加

「曲線」が数学Ⅲより移行され追加

「行列」が追加

 

従来の指導要領では文系は数学Ⅰ・数学A・数学Ⅱまでの履修で良かったところを数学Bまで履修となります。

つまり数列が必修化しますね。

数学Ⅲと数学Cは共に理系のみの履修です。

 

より体系的に数学を学習できるように単元の入れ替えを行っているが、新たに増えたものは少ないですね。

統計が数学の中でより重要になります。

 

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