文章題を解けるようになる方法
「うちの子文章題が苦手なんです」
新規入塾希望の方で最も多い相談内容はこれですね。
せっかくなんで、文章題が苦手な子の原因を書こうと思います。
まず、よく言われる「国語力不足」これは全くの見当違いな答えです。
その文章に書いてある事理解できてないのか?そんなことはないですよね。
ではなぜできないのか。
それは、算数(数学)を正しく理解していないからです。
今日は「割り算」を例にとって話を進めます。
問題を書いてしまうと、大人の方は「経験則」で解いてしまうので、先に「理論」の方から書きます。
10÷2=5
この計算の意味を正しく説明できますか?
多くの小学生は「10を2つに分ける」と答えます。
もちろん正解です。
では、もう一つの意味はどうでしょう?
おそらく、文章題が苦手な子は答えられません。
答えは「10を2ずつのかたまりに分けていく」
結局答えは5なのですが、イメージは全然違います。
この「10を2ずつのかたまりに分けていく」という概念が割り算であるって理解をしておくと
例えば
「1~100の中に7の倍数は何個ありますか」
という問題にも7の倍数は1~7の中に1つ、8~14の中に1つ…つまり7の束の中に1つ
100÷7=14あまり2
答え14個
と考えれるようになります。
この概念があれば、分数の割り算も正しく理解できます。
4÷1/3
この問題はたいていの子は割り算をかけ算にして1/3を逆数にして
4×3=12
と解きます。
では、なんで逆数にしたらかけ算が割り算に変わるのか。
4を1/3の束に分けていくからです。
計算を機械的に行っていくのではなく、正しい理解をしていくことによって、算数の文章題を解く力はついてくるのです。
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