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2021年4月 2日 (金)

有馬中1年 学年末テスト

新学期が始まろうとしています。

せっかくなので私が作っている学年末テストの精査表を掲載しようと思います。

(この精査表にあとは生徒ごとの正誤を加えて生徒に渡しています。)

第一弾は有馬中学校1年生数学

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私が鷺沼校に赴任してきて10年以上経ちますが、数学では有馬中、野川中、宮崎中、犬蔵中、すすきの中、山内中、向丘中の過去のテストで最も出来の悪いテストですね。初めてテストを作る先生に任せたのかな?気持ちばっかり先行していて、空回りの若さを感じます。笑。

48問を50分のテストでやったのかな?1問1分。まあ無理でしょうね。

問題数が多いとされる神奈川県の県立入試の数学で26問、東京都の都立入試で19問。

スプリント勝負の大学入試センター試験で解答欄が大体40個

なぜ問題数が多くなるのかというと、生徒を評価する自信がないんでしょう。

優秀な先生ほど少ない問題数で生徒に差をつけることができます。

このテストは生徒の「学力」を測ったテストではなく「集中力」と「計算速度」「問題を読解する速度」を測ったテストです。

これで生徒の学力到達度を決めて成績を作れるなんてひどい話です。

極論いえば九九を500問出題したテストと差が無いです。

 

内容も悪問が多いですね。

評価できる問題は問5(2)と問7(3)のみ。

この2題はかなり秀逸でした。両方とも自分で図解イメージを作る必要があります。

ただ、ここにも「???」な部分が。問5(2)がなんで知識・理解なんだろうか?これはどう見ても「考え方」の問題でしょう。

最も悪問だったのが問7(4)の間違い指摘問題。

「分配法則の際に負の数の分配ミスで符号ミスが起っている」部分と「最後の計算で再び符号ミス」の指摘になります。

この問題、問題文の日本語が変なんですよ。何を答えていいかわからない。

問題文は「Aさんが間違えた理由を具体的に方えなさい」

私の答えはもちろん「勉強不足だから」です。笑。

 

学年末テストは1年の全範囲になるため、どうしても出題数が増えがちです。

この手のテストは今後もあるでしょう。これが公立中学校の残念な部分ですが。

そういったときの対処は、最初から開き直って「全部は解かない」と決めて挑むことですね。

出来る問題をいかにミスなく解くかがポイントになります。

問題数が40題を超えた場合はそういう対処でいいともいます。

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