模試(小中学生向け)
模試はとりあえず受けることに何の意味もありません。
模擬試験…つまり入試のリハーサルです。
私が最も嫌いな模試の受け方は「現状の到達度を測る」ってやつですね。
これは受けさせる先生の言い訳、受ける生徒の言い訳です。
テスト前はやることは沢山ありますね。
①テスト範囲の確認
②弱点克服項目の設定
③目標点の設定
この準備は絶対に必要です。
①③は結構ちゃんとやっていると思いますが、②がしっかりできない子が多い。
テスト範囲を見た時に「ああ、ここが苦手だな」ってあると思います。
せっかくの模試なんで、それをこの機会に克服する勉強をしてみて、模試でその結果を確認するのが良いでしょう。
そしてテスト後は、②③の検証と新たな弱点の発見、今後の目標を決めることが大事です。
受けっぱなしの模試ほど時間の無駄は無い。
私の担当している鷺沼教室はWillの中でも違う模試を採用しています。
内容が難しめなので他の教室では採用してないのですが、私が採用している理由はあります。
まずはこの模試は付録に「テストの事前学習用冊子」がつくことです。模試を受けるために強制的に学習をさせます(笑)
次に、リテストという、「模試を受けた後に受ける解き直しテスト」がセットアップされていることです。
そして、最も大きな理由は「難しさの幅」です。
神奈川県の公立高校入試では
例えば川崎北高校だと248/500点で合格します。
50%未満の得点率で合格するのです。
したがって「どこで得点して、どこを捨てるか」という時間のマネジメントが非常に重要になります。
そういう練習をするためにテスト内の問題のレベル差がしっかりある模試を採用する必要がありました。
また別の例では川和高校だと、合格内申点は133/135点が必要です。つまりほぼオール5です。
内申点で差はできません。そうなると、いかに正答率の低い問題で正解するかがカギになります。
そういったレベルの問題が出題される模試を採用する必要がありました。
ちなみに私の教室で使っている模試で、桜蔭(女子御三家)に通う子が年間4回の平均で97.5点でした。
ということで、5月15日は今年度最初の模試の日です。
テスト範囲表(年間)、事前学習冊子は受け取ってますね。
このゴールデンウィークでしっかりと準備しましょう。
ゴールデンウィークは働く社会人のお休みであって、学生諸君は変わらず勉強すべし!
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 模試の活用(2025.04.24)
- 補助線②(2025.04.12)
- スペリングコンテスト開催(2025.04.10)
- 補助線(2025.04.08)
- 令和7年度 神奈川県公立高校入試 関数(2025.04.05)
最近のコメント