公式ってなに?
なんどもこのブログで書いてきました「脱公式学習」
なんで公式を覚えるのかと聞くと大体生徒は「公式を忘れたら解けないから」と答えます。
しかし、大学共通試験の2017年度、2018年度試行調査の問題を解く限り、公式を知っていても解けない問題ばかりです。
大事なのはその公式の成り立ちを理解すること。
その公式がなんでそうなるのかを正しく理解できないと、使えないようにできています。
なぜ新入試方式で移行するのかという部分を考えると「暗記→思考力」に学力の定義を移すためです。
つまり新入試方式(共通テスト)では「公式暗記型学習」は通用しないという事です。
高校2年生は早いうちに学習の方向性を変えたほうが良いですよ。
では具体的にどういった取り組みが大事になるかを書こうと思います。
高校1年生の三角比の公式に
sin(180-θ)=sinθ cos(180-θ)=-cosθというものがあります。
これを一生懸命暗記するのではなく「なんでそうなるのか?」から入るのです。
それでは説明します。
sinとは中心を(0,0)で半径を1にした円を考えた時にY座標にあたります。
θと180-θは必ずY軸に対して対称になるのでY座標は等しくなります。
したがってsin(180-θ)=sinθ
cosは図はありませんが、同様の円のⅩ座標にあたります。
θと180-θはY軸対象になるため、符号が正負逆転します。
したがってcos(180-θ)=-cosθ
これでクリアです。
tanは??って思う子は手遅れになる前にすぐに私の教室に来なさい。笑。
思考する学習が全くできてない証拠です。
では次に
sin(90-θ)=cosθ
sinθ=b/a cosθ=c/aですね。
この図形を回転させます。
sin(90-θ)=c/a cos(90-θ)=b/aですね。
はいこれで証明されました。
tanは???って思う子は…。笑。そうですもう入塾するしかありません。
鷺沼校の教室長、目黒の授業を一度受けてみてください。
無料体験やりますよ♪
ちなみにこういった思考を作るのは容易な事ではありません。
ポイントは「学習の目標を問題を解くことに置かない」ことです。
問題はあくまで色々な思考力を深めるために使う道具であって、見たことある問題を、覚えてい解き方で解いても何の学習にもならないのです。
ひとつお勧めは高校数学では旺文社の高校数学公式活用辞典を使って学習することです。
あとは書店で手に入るので早い段階で共通テストの試行調査2017年と2018年をやってみるべきです。
これを「多少の変化」と思って取り組むと大変な事になりますよ。
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