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2020年7月31日 (金)

×(かける)の意味

よく新規の保護者様から相談されることの一つに「文章題が苦手」というものがあります。

子供たちの学習状況を見ていたら、「そうなってしまうよね」と納得せざる得ないです。

 

例題を使って説明しますね。

≪小数の掛け算≫

1mが3.5kgの木材は2.4mだと何kgになりますか。

 

ほとんどの子の解答が

3.5×2.4=84kg

となっています。

 

私はこのように解いた子に必ず「2.4って何?」って質問します。

99%の子が「長さ」と答えます。

これは明確な間違いです。

 

掛け算とはなにか?

それは同じ数を何度もたす際にまとめて計算する方法です。

つまり「ある数が○個分(○回分)」とい解釈が正しい掛け算の式になります。

だから、正解は2.4本

1mに対して2.4倍だからかけてるのです。

 

2.4mと考える子は問題が

「2mの重さが3.5kgの木材は2.4mだと何kgですか」

という問題になるとたちまち解けなくなるのです。

これは問題自体も「小数の掛け算」から「単位量当たり」に変わってるので、難易度は上がってますが

正しい理解をしてる子は「2.4mは2mの何倍だ?」と考えれるようになります。

 

「解けていればいい」学習はどこかのタイミングで破たんします。

私は「簡単な問題だからこそ、それを使って考え方を教えるべき」と考えいます。

 

思考力を鍛えるのも、作図の練習も、簡単な問題でやっておかなければ、難しい問題でできるはずはない。

「うちの子文章題苦手だわ」と思ったら、是非個別ゼミWill鷺沼校へ来てください。

 

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