×(かける)の意味
よく新規の保護者様から相談されることの一つに「文章題が苦手」というものがあります。
子供たちの学習状況を見ていたら、「そうなってしまうよね」と納得せざる得ないです。
例題を使って説明しますね。
≪小数の掛け算≫
1mが3.5kgの木材は2.4mだと何kgになりますか。
ほとんどの子の解答が
3.5×2.4=84kg
となっています。
私はこのように解いた子に必ず「2.4って何?」って質問します。
99%の子が「長さ」と答えます。
これは明確な間違いです。
掛け算とはなにか?
それは同じ数を何度もたす際にまとめて計算する方法です。
つまり「ある数が○個分(○回分)」とい解釈が正しい掛け算の式になります。
だから、正解は2.4本
1mに対して2.4倍だからかけてるのです。
2.4mと考える子は問題が
「2mの重さが3.5kgの木材は2.4mだと何kgですか」
という問題になるとたちまち解けなくなるのです。
これは問題自体も「小数の掛け算」から「単位量当たり」に変わってるので、難易度は上がってますが
正しい理解をしてる子は「2.4mは2mの何倍だ?」と考えれるようになります。
「解けていればいい」学習はどこかのタイミングで破たんします。
私は「簡単な問題だからこそ、それを使って考え方を教えるべき」と考えいます。
思考力を鍛えるのも、作図の練習も、簡単な問題でやっておかなければ、難しい問題でできるはずはない。
「うちの子文章題苦手だわ」と思ったら、是非個別ゼミWill鷺沼校へ来てください。
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