考える力
緊急事態宣言が無事解除されました。
ウィルも誰一人コロナを出すことなく授業を実施しております。
引き続き入室時は手洗いとアルコール消毒の徹底をお願いします。
最近はコロナの話しばかり書いていたので、今日は「勉強」に関することを書きます。
ここ10年での生徒の変化ですが、急激に「考える力」が失われています。
それは、きっとタブレットを使った学習や間違った知育教育を実施する知育塾が原因だと考えています。
とにかく「解き方「」を与えられるのを待っている。
「わかりません」までが早すぎる。
もちろん私は「教えません」笑。
最後にどうすれば考える力がつくかを書きますが、その前に1問例題を使って、説明していきましょう。
問題
9 11 13 15 17…とある規則ごとに変化する数の列があります。
この様な数の列の16番目の数は、奇数の数の列の何番目でしょうか。だたし奇数の数の列の最初の数は1とする。
また、この様な数列の1番目から20番目までの数の和を求めなさい。
極論いえば書き出せば絶対に見つけられます。
だからこの問題に「わかりません」という事はあり得ません。でも結構な人数の子が「わかりません」って言うんですよ。
「わりません」を言うこのタイプ別に分けると
①問題文が読めない
②数え上げるという手段を知らない
①のパターンはまだ軽傷です。読み方の訓練をすればいずれ解けるようになります。
問題は②のパターン。そして多いのも②のパターンの生徒。
「式が分りません」と言う。
入試で初見問題見たら絶対に解けませんね。というより「解きませんね」
中学受験は何とか乗り切っても、絶対に高校数学は乗り切れません。
そしてなぜかどんな数の列かを教えたら、1番目から20番目の数の和は求めることができるのです。
「どうやった?」って聞くと
「最初の数と最後の数を足して、20をかけて2で割った」と答えます。
「なんで?」って聞くと「そう習いました。」と答えます。
困りました。。
私は絶対に個の問題を解くときは公式を使わせません。
例えばこの問題なら
合計= 9+11+13+…+45+47
合計=47+45+43+…+11+9
合計×2=(47+9)+(11+45)+…(47+9)
を書かせます。
この話をすると中学受験では「n番目までの和の問題が解けなくなる」と言う人がいますが、解けます。
今回は小学生の問題を例に出しましたが、中学生にも同じことが言えます。
では最後に考える力をつける方法
①公式を公式として教えない
→個別ゼミwill鷺沼校では「速さ」を公式では教えてません。
②知っている類題に対して「何が同じ」「何が違う」を書きだす訓練をする。
→花まる学習会さんがやっている「なぞぺ~」は効果が高い。草思社という出版社から市販されてます。
③思考を文章にする
→これに関しては次回詳しく書きます♪
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