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2019年9月 6日 (金)

志望校の選び方

そろそろ志望校も固めなくてはならない時期になりました。

私も日々私立中・高の説明会に足を運んでいます。

 

では、志望校の決め方ですが、どうやって決めるべきでしょう。

 

まずは大学受験

今年度は「浪人できない受験」です。

滑り止めをしっかり決めて、センター試験の結果いかんで変わる2~3パターンを用意しておくべきでしょう。

大学は「何が学べる」ということも大事ですが、それ以上に「自分がどう学ぶ」ことも大事なので、選択の幅はある程度広がると思います。

「とりあえずGMARCH」はやめておきましょう。

しっかり「根拠のあるGMARCH」であるべきです。入試問題の相性や教科ごとの得点傾斜、大学のアドミッションポリシー・ディプロマポリシー

この辺をしっかりと見ておきましょう。

 

次に高校受験

私立志望なら圧倒的に「付属校」をお勧めします。

個人的には日東駒専なら駒澤大学高校。MARCHの付属なら、大学の好み…って感じですかね。

公立志望ならば「合格できる学校」を強くお勧めします。

ちなみに「すこしでも上の学校」を薦める塾の先生には要注意。

薦められたら「なんで上の高校が良いか」聞いてみてください。

おそらく明確な答えは返ってきません。なのに生徒にリスクを負わせます。

明確な答えが返ってこない理由は家庭目線ではなく会社目線の理由だからです。

集団塾の場合、よく「○○高校合格△名!!」って書いてありますね。

あれが社員の成果になるのです。

だからとにかく「上の学校」を無理に薦めてきます。

個別指導塾の場合は「講習会のコマ数」を取らせるのが最大の目的でしょう。

私がウィルで先生をやっている理由の一つにウィルは「講習会コマ数をボーナスに反映しない」ことにあります。

多くの大手個別指導塾では講習会の獲得コマ数でボーナス額を決めています。

(この業界は業界内の転職が多く、うちの会社にも「元○○塾の社員」って社員が来るんで、そういう情報は入ってきます。)

その時、もう絶対に安全って生徒に多回数の講習会を提案して、家庭がそれを受け入れてくれるでしょうか??

その場合、受験校と今の偏差値にギャップがあった方が回数も多く獲ってくれます。

だから、日々「上の学校に行けばいい大学に行ける」という根拠のない洗脳教育を行います。

大体「上の学校」を進めてくる塾には大学受験生が居ません。

(もちろん集団塾は高校生までですね。)

だから、その先生たちは実際にその高校がどういう高校か、どんな指導をしているか、どんな進学先を持っているのかなんてまたく興味がないんですよ。

私が毎年うちの教室の高校生から入手している「指定校推薦一覧」なんて手に入るはずもありませんから、情報だってかなり曖昧だと思います。

一応、根拠も提示しておきましょう。

こちらはW模試を主催している株式会社創育さんから頂いた受験資料をまとめたものになります。

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偏差値57の生田高校と偏差値60の新城高校を並べてみましたが、明らかに生田高校の方が進学実績良いですよね?

まあ、この実績にもからくりがあるんですが、それを知りたい方は直接お問い合わせください。

ただ、これで「偏差値が上の高校に行くのが絶対の価値」でないことはご理解いただけたと思います。

正直高校受験にたくさん投資するより、行ける高校にしっかり合格して、高校で勉強にしっかりと向き合って、塾費用もそこでしっかり投資したほうが、経済的にも進学結果も良いものとなるでしょう。

 

最後に中学校

これは本当に学校ごとに色が違いすぎるので、その子に合うかしっかり見極める事ですね。

私も説明会の8割は私立中の説明会に行ってます。

そこでどんな教育を行なっていて、私の生徒に合うかどうかを見極めるようにしています。

だから、中学受験の場合は「先生に相談」の一択ですね。

 

高校編のボリューム多い!!笑。

色々書きましたが、最終的に選択するのはご家庭です。

だから、こういう事実があろうと塾のせいにはできません。

私は是非お父様にもお子さんの高校探し、塾探しに参加してほしいと思っています。

多くのお父さんは「高校も大学も本人が決める事」と思ってらっしゃると思います。

まったく間違っておりません。

しかし、それを一人で決めるお母さんのプレッシャーを考えると、そう思っていても半分だけ責任を背負ってあげてほしいな~って思っています。

良い選択ができる事を祈っています。

 

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