公立高校 統廃合
少子化を受けて公立高校の統廃合が進むそうです。
最も減るのは神奈川県で、2027年度までに県立高の約2割の20~30校を減らすとのことです。
並行して幼稚園・高校の無償化も進みます。
私は非常にいい傾向だと思います。
塾の先生である私が言うのはおかしいかもしれませんが、私は「高校受験」ほど意味のない学習は無いと思っております。
もちろん、受験に勝つために私も普段は良しとしない「丸呑み」を生徒に強いることがあります。
実はそんな授業を続けないとならない12月~2月は最もストレスのたまる時期になります。
例えば神奈川県では作図問題は出題されません。
なので、神奈川県の塾では作図は中3では基本的には教えません。
それでいいのか!?
作図は幾何の基本であり、空間的な感覚を養うのにはもっとも重要な学習の一つです。
それを「入試に出ないから」と一刀両断。
そして、合格した先の話をすると、そこで得られるものは「自信」のみ。
高校受験で培ったテクニックなんかは大学受験では邪魔なだけ。
例えば大手の高校受験塾で国語の文章を消していく方法を教えますが、そんなことしたら大学受験の現代文は絶対に解けない。
しかも、偏差値5上の学校に受かったとしても、高校の学習次第では簡単に偏差値5下の学校の子に抜かれます。
「いい公立に受かる事=いい大学に進める」は高校受験専門塾が入塾を煽るために流した間違った情報であり、高校受験で何かが決まる事なんてありません。
翠嵐高校でも川和高校でも平均的な子はMARCHに進学してます。
MARCHであれば、市が尾や元石川、私の教室では川崎北高校からでも合格実績は有ります。
真の教育を考えた時、高校受験だけ加熱した今の状況からの脱却が不可欠だと思います。
教育も単方向的な授業から双方向的なものに変化しつつあります。
社会の流れが「脱高校受験偏重社会」に向いています。
お子様の教育においても「塾の使い方」を再考される時期にさしかかっているのではないでしょうか?
高校受験のために通塾
これはあまりにも無駄な、お金と時間の投資だと思います。
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