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2018年6月11日 (月)

安河内先生の講演会

今日は朝から市ヶ谷まで安河内先生の講演会を聞きに行きました。

安河内先生と言えば塾・予備校講師として日本のトップを走る東進ハイスクールの英語教師。

「今でしょ」ばかり有名になってますがあのCMで「英語なんて言葉なんだ! こんなものやれば誰だってできるようになる」って言ってる方です。

まず率直な感想ですが、感動でしたね。話が上手い。時間を感じさせない。これが予備校トップの先生の実力かと圧倒されましたね。

内容としては「新テストへ向けての英語指導方法」というものです。
入試改革に関して、断片的な情報が多く出る中、私立中の先生ですら「新入試に英検は採用されなかった」とか言ってしまう状況です。

注)厳密には今の形の英検は採用されませんでした。来年から英検2020なるものが始まりそれが新入試に採択されています。

今後は早稲田大学の政経・国際教養でも新センターが導入されて国立大の様な形式での受験になるようです。

この手の変化に対して「自分は高校受験専門だから」と耳を傾けない塾の先生もいますね。その人、大失敗しますよ。
何度かここでも書きましたが、目的は「入試を変える」事ではなく「入試を変えることによって指導方法を強制的に変える」というものです。
当然ですが、このセンター試験の変化の影響は高校受験にも顕著に表れるでしょう。
すでに2019年度入試から東京都立はスピーキングテストを導入することを発表しています。
そうなれば、東京都の私立も追従する形になる学校は増えるでしょう。
近隣の神奈川県だって、大学受験で争うのはもちろん東京都の生徒も含まれます。
黙っているわけにはいかないですね。

今回痛感したのは「スピーキング」に関して。
スピーキングで最も大事なのは、とにかくしゃべること。
「合っているかどうか」を考えて話すと、話せるわけがないというのは分りますよね。
そこをどう指導していくか。

英会話教室の様に「文法が違ていも指摘せず話す」
これも一つの答えの様な気がします。
しかし、会話って相手ありきな部分が大きいと思います。
私も外国人の友人がいます。彼と話すとき私は「理解しよう」というスタンスで聞きます。
相手が半歩歩み寄ってくれて初めて成立してる部分もあるのかな~。

もう少し「学問的」な要素は受験の世界では必要になってきますね。

ただ、とにかく「声を出す」
今後の新方式入試に対しては絶対に大事な要素だというのか確信を得ました。
今後ペアワークなど塾でも導入していきたいと思っています。

最後に、安河内先生がおっしゃられて、理解していたつもりでいたんですが、改めて実感しました。

「現時点で高校1年生は大学受験まで1年8か月」

新方式では4月から英語の入試は受験可能です。
もう1年8か月しかない。
ここで4技能受験をする。
私立の学校の子は、学校がインフラ投資を惜しまないので、圧倒的に有利でしょう。
公立高校生の諸君、覚えておきなさい。
キミたちは、圧倒的不利です。
スピーキングはもう始めないと間に合わないよ。

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