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2018年6月18日 (月)

明大中野八王子 学校説明会

今日は明大中野八王子の説明会に行ってきました。
八王子-鷺沼間は時間を狙えば43分(田園都市線、横浜線ともに急行電車の接続)
そこから徒歩8分でバス停に移動し、スクールバス20分で到着。

そのことを差し引いても魅力ある学校ですね。

私が最も注目したのは「明治大学へ行くためと考えているならばうちには来ないでください」という言葉でした。
明治大学に行けないというわけではありません。明治へは83%進学しており、さらに推薦の定員は割っているとのこと。

ではなぜそのような言葉が出るのか。
前に別の学校をこのブログで辛辣な言葉を使って紹介しましたが、そのとき感じた嫌な気持ちの答えがはっきりしました。

明大中野八王子の学校の先生たちは教育をやっているんです。

なにを当たり前な事をとお思いでしょうが、昨今特に私学は中学高校共に「大学へ行かせるための機関」と化してます。簡単に言うと学習指導機関…つまりは予備校なんです。
そこに教育が欠落するため、子供たちから大事な部分が抜け落ちる。
時に必要な回り道や挫折が全て合理化されて、得点力をあげる事だけに集約される。
個々人の目標を達成するための創意工夫も無く、指示されたことを淡々とこなすので選ぶ力が極端に無くなる。

明八はその点を真っ向から否定。
「自分の原点はここにある」ということを社会人になっても感じる教育を行っています。
言葉にはしてませんでしたが鴎友学園でも同じような事を仰ってました。

推薦を決める際も「○○学部の推薦が空いているからそこを狙おう」という指導はしない。
ここも素晴らしいですね。中堅私立で早稲田の環境情報学部・教育学部を狙わせる学校もあります。生徒自身が将来どうしたいのかわからず、「大学という環境背友人と切磋琢磨する中で見つけたい」というなら大変賢い選択でしょう。
しかし、早稲田に行けば将来安泰だからとかいうわけのわからない論理でその選択をさせるのはどうかと思います。
ちなみにそういう学校に限って進学実績に学部学科を書かない。

正直距離は有りますが、お子さんを将来社会に出て強さを発揮する子に育てたいならば、この学校はお勧めです。

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