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2018年6月20日 (水)

正直・親切・勤勉 ~森村学園学校説明会~

本日はつくし野にある森村学園の学校説明会に行ってまいりました。
今日痛感したことは、教育の必要性を感じて創設された学校と言うのは根底から違うということです。

距離的にも通いやすく、学校の指導における芯がしっかりしていることもあり、正直うちの息子にここを受験させようかなと思うくらいいい学校でした。

森村学園の説明会はその大半を「Language Arts」で費やしました。

簡単にいうと日本語をうまく使えないのに英語なんか使えるわけがないって事なんですが、森村学園はグローバルの入り口を日本語教育にしています。

説明会であった一例をあげますと、フランスの国旗を見て言葉だけで説明させる。
私もダメとされた説明してしまうな。

どんな説明かというと「青と白と赤の縦縞」

これを正しく説明すると

国旗は長方形で(形)横に3等分されており(模様)左から青白赤(色)である。

情報は大きいものから順に説明する。
言われてみれば確かにその通り。

Language Artsではトップセンテンス・サポートセンテンス・コンクルーディングセンテンスを一つのパラグラフとして指導されるそうなんですが…この時点でお気づきの方もいるでしょうが、そうなんです、これは数学の合同証明、相似証明と全く同じなんです。

これはどこかで取り入れたい学習スタイルです。

また、最も感銘を受けたのが、新指導要領への取り組みです。
多くの学校の説明会でその取り組みとして、ネイティブの先生を雇う、ICT機器の導入、スカイプでフィリピンの講師とマンツーマン授業などがあげられてましたが、森村学園は「英語教師に勉強させる」という方法を取るそうです。ブリティッシュカウンシルという文科省が公立の学校の先生の研修で使っているイギリスの機関と提携して先生の教育をし、「全員が新指導要領の授業をできるようにする」と仰ってました。

◆武田信玄
人は城、人は石垣、人は堀(この言葉は解釈が数種類あるのですが…)
◆松下幸之助
企業は人なり

やはり人を育てねば、何事もダメなんですよ。
うちの教室にはTOEIC満点を取る英語の先生がいます。
10年前はほとんど大学受験の英語は彼女に任せてきました。
しかし、生徒が不合格だった時、成績が上手く伸びない時、私では何も判断できなかったのです。
なので、勉強しました。再度中学英語から徹底的に。
今では大学受験の指導だってしますし、その先生と英語の方針相談だってします。
要はネイティブの先生に任せっきりで良いうのかという問題。
だって、そのネイティブの先生は英語と日本語のプロフィッショナルかもしれないけど「教育のプロフィッショナル」ではないわけですから。

ここまで芯を持って指導を行っているからこそ、子供たちもただひたすらに、やみくもに勉強するのではなく、様々な学びを行えるのではないでしょうか。

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