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2018年5月17日 (木)

教育ITソリューションEXPO

今日は朝から東京ビックサイトで開催された教育ITソリューションEXPOに行ってきました。
ICT機器の展示会がメインで、その他講演会が開催されました。

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個人的に気になったのは英語のスピーキングアプリです。
教科書の音読や英検の2次形式の問題をマイクに向かって答えると、発音が正しくないものに色がついたり、正しい答えが出たりします。
これは現行の個別指導塾で「英語を話せる先生」の優位性を消す、誰でもスピーキング指導ができるアプリだと思います。
今後東京都立高校入試ではスピーキングテストが採用されますし、神奈川も4技能への取り組みはいずれ始まるので、積極的に導入を検討すべきかなと思いました。

講演会は2つ聞いてきました。

一つは灘高校の校長、和田孫博さんによるアクティブラーニングに関する講演会です。
灘高校といえば伝説の教師、橋本武先生の『銀の匙』の授業です。
まだアクティブラーニングという言葉ができる遥か前からこの学校ではアクティブラーニングが行われていたという事実を皆さんはご存知でしょうか?
余談になりますが、書籍も発売してます。私も愛読してます。是非読んでみてください。

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そういった土壌を持つ灘高校の考えるアクティブラーニングというものは非常に興味がありました。
内容には触れませんが、教育者として非常に意義のある講演でした。

もう一つは大学入試センター理事の山本廣基さんによる大学接続試験改革の現状に関しての報告です。
これは2021年の大学入試共通テスト、2025年の新指導要領に対応した新共通テストに関する進捗状況の発表です。
センター試験は2年かけて作成するのが基本とのことで、2021年試験は2019年、つまり来春には作成を開始するとのことで、最終試行調査テストが今年の11月10日に10万人規模の現役高校生対象で実施するとのことです。
いよいよ本格的に共通テストの全容が見えてきます。
現高校1年生は簡単な入試にならないです。しっかり準備が必要になります。もちろん「指定校推薦」と呼ばれる無試験入試は無くなります。
そのことをしっかり理解しておきましょう。
新指導要領、新入試方式に関しては更新情報が入ってきたので、春に行った説明会に引き続き、夏前に塾外生対象の説明会も再度開催したいと考えてます。(塾生は6月面談で実施します)

最後になります。残念だったことです。

会場にピンクのパス(塾・予備校関係者)の数が少なかったことです。学校教育がどう変わるのかにもっと興味を持つべきでしょう。会社の誰かが聞きに行っって作った資料を見るのと、自分の目で見て耳で聞いた情報は全く違います。

あと、学校関係者が多かったのですが、公演中寝るな!
「行けといわれたから来た」って感じ丸出しですね。生徒が寝ても文句言えませんよ。
私は性格が曲がっているのか(笑)隣に座って寝ていた学校関係者の学校名見てきました。都内私立学校だったので、その学校を生徒に推薦はしたくないな~。

来週は駒沢大学高校、東京都市大等々力
翌来週は桐朋女子
6月はすでに6校の説明会参加を予定してます。もしかしたらここで内容に少し触れるかもしれません。
塾生の親御さんで、この学校の説明会見に言って欲しいというリクエストがありましたら、お電話ください。説明会はかなり大事な情報が聞けるので!

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