少年野球 指導者講習会
個別ゼミWill鷺沼校の目黒です。
2/11に桐蔭横浜大学で少年野球指導者講習会に参加してきました。
なぜ、少年野球の指導者講習に参加したかというと、私は市が尾禅当寺という少年野球チームで父コーチとして参加させていただいてます。
桐蔭横浜大学を大学日本一に導いた齊藤博久さんによる講演会でしたが非常に参考になりました。
なんで、塾のブログでこの件に触れるかというと、その講演会自体は「指導技術」に関する話は全くなく、「指導」における齊藤博久さんが気をつけていることなどがメインで、それは塾での指導にも非常に役に立つものだったからです。
一貫して齊藤さんが話をしていたことは「指導者の独りよがりな指導で子供が野球を嫌いになるようなことはしないでください」とのことです。
私は塾という現場にいてつくづく思うのですが、ここに来る時点で子供の8割は勉強が嫌いになってきます。
「好き嫌い」で野球と勉強は違うだろうとお思いの方もいらっしゃると思いますが、そんなことはありません。
実際に勉強ができる子は勉強が好きです。
子供というのは「自分が得意なものは好き」なんです。
じゃあ、苦手な子は勉強が嫌いで仕方ないじゃないかとなりますが、そんなことはありません。
うちの息子は運動能力は平均的な子に比べて劣っていますが、野球が好きです。
ちなみに50m走も全国平均より1秒ほど遅いです。
そして野球を見るのは好きではありません。体を動かすこともそんなに好きではありません。始めたきっかけはあまりにも運動をしてないのと、一人っ子なので社会性を学んでほしいという私の考えで一方的に始めさせました。
それでも、小さな「できるようになった」事を周りの父コーチやお母さんたちが褒めてくれます。だから、うちの子は野球の練習に行きたがります。
最近は自分にできるようになったことが増えてきて、さらに意欲的です。
これは勉強も同じです。
私の教室には内申点でオール3を頑張って目指そうって子がたくさんいます。
その子たちは学校が嫌いです。正確には学校の勉強が嫌いです。
指導者が生徒の個々の能力を考えず、できる子を褒め、できない子を叱る。そんな環境を好きになれるはずはない。
そして、そういう子に限ってテストの点が悪くて自宅でも怒られるんですよね。
その子が本当に悪いのかと私は疑問に思います。
嫌になりますよ。そこそこ呑みこみのいい他の子と同じように過ごしていて、差をつけられるんですから。
私は基本的に生徒を叱るときは、「約束事を破った時」「意図して手を手を抜いたとき」だけです。「なんでこんな問題ができないんだ」「これは前に教えただろ」とは絶対に言いません。
それって甘いのかってよくに自問自答します。
しかし、いつも私の結論は「叱りつけても生徒の成績は伸びない」です。
今回の齊藤さんの講演会は私が考えている指導理論と同じ方向性で背中を押された気になりました。
こういった学習以外のものにも学習の指導へのヒントはあり、そういったものを積極的に聞き、取り入れていくことも大事だなと強く思いました。
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